伊勢市議会 > 2006-07-11 >
07月11日-06号

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  1. 伊勢市議会 2006-07-11
    07月11日-06号


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    伊勢市 平成18年  6月 定例会          平成18年6月伊勢市議会定例会会議録議事日程                   平成18年7月11日(火)午前10時開議日程第1 議案第22号 平成17年度伊勢市決算認定について外10件一括日程第2 議案第113号 平成18年度伊勢市一般会計補正予算(第2号)日程第3 議案第114号 平成18年度伊勢市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)日程第4 議案第115号 平成18年度伊勢市水道事業会計補正予算(第2号)日程第5 議案第121号 伊勢市福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について日程第6 議案第124号 伊勢市消防団員退職報償金の支給に関する条例の一部改正について日程第7 議案第116号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について日程第8 議案第120号 伊勢市市税条例の一部改正について日程第9 議案第122号 伊勢市病院事業の設置等に関する条例及び伊勢市休日・夜間応急診療所条例の一部改正について日程第10 議案第123号 伊勢市営住宅管理条例の一部改正について日程第11 議案第125号 伊勢市人権尊重条例の制定について日程第12 議案第126号 三重県自治会館組合の共同処理する事務の変更及び三重県自治会館組合の規約の変更に関する協議について日程第13 議案第127号 三重県市町村職員退職手当組合の規約の変更に関する協議について日程第14 議案第128号 伊勢市非核平和都市宣言について外5件一括日程第15 議案第134号 伊勢市福祉健康センター指定管理者の指定について外18件一括日程第16 議案第154号 保育所新施設(建築工事)の請負契約について日程第17 議案第154号 保育所新施設(建築工事)の請負契約について日程第18 議案第153号 人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて日程第19 報告第8号 専決処分事項の報告について日程第20 報告第9号 専決処分事項の報告について日程第21 報告第10号 継続費繰越しの報告について日程第22 報告第11号 繰越明許費繰越しの報告について日程第23 報告第12号 伊勢市水道事業会計予算の繰越しについて日程第24 報告第13号 伊勢市下水道事業会計予算の繰越しについて日程第25 報告第14号 伊勢市土地開発公社の決算について日程第26 報告第15号 伊勢市行財政改革大綱について日程第27 平成18年請願第2号 出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願日程第28 平成18年請願第3号 出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願日程第29 発議第4号 「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める意見書の提出について日程第30 発議第3号 基地対策予算の増額等を求める意見書の提出について本日の会議に付した事件 1.平成17年度伊勢市決算認定について外10件一括 1.平成18年度伊勢市一般会計補正予算(第2号) 1.平成18年度伊勢市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 1.平成18年度伊勢市水道事業会計補正予算(第2号) 1.伊勢市福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について 1.伊勢市消防団員退職報償金の支給に関する条例の一部改正について 1.議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について 1.伊勢市市税条例の一部改正について 1.伊勢市病院事業の設置等に関する条例及び伊勢市休日・夜間応急診療所条例の一部改正について 1.伊勢市営住宅管理条例の一部改正について 1.伊勢市人権尊重条例の制定について 1.三重県自治会館組合の共同処理する事務の変更及び三重県自治会館組合の規約の変更に関する協議について 1.三重県市町村職員退職手当組合の規約の変更に関する協議について 1.伊勢市非核平和都市宣言について外5件一括 1.伊勢市福祉健康センター指定管理者の指定について外18件一括 1.保育所新施設(建築工事)の請負契約について 1.人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて 1.専決処分事項の報告について 1.専決処分事項の報告について 1.継続費繰越しの報告について 1.繰越明許費繰越しの報告について 1.伊勢市水道事業会計予算の繰越しについて 1.伊勢市下水道事業会計予算の繰越しについて 1.伊勢市土地開発公社の決算について 1.伊勢市行財政改革大綱について 1.出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願 1.出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願 1.「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める意見書の提出について 1.基地対策予算の増額等を求める意見書の提出について出席議員(34名)      1番  辻 孝記君      2番  鈴木健一君      3番  吉岡勝裕君      4番  広 耕太郎君      5番  品川幸久君      6番  藤原清史君      7番  山根隆司君      8番  長田 朗君      9番  黒木騎代春君    10番  西山則夫君     11番  上田修一君     12番  中川幸久君     13番  小山 敏君     14番  小林正彦君     15番  杉村定男君     16番  浜口和久君     17番  石黒 源君     18番  浜条清子君     19番  楠木義夫君     20番  谷田幸江君     21番  工村一三君     22番  山本正一君     23番  大川好亮君     24番  薮谷 茂君     25番  佐之井久紀君    26番  薗田順一君     27番  畑中隆正君     28番  宿 典泰君     29番  世古口新吾君    30番  長岡敏彦君     31番  池田ミチ子君    32番  中村豊治君     33番  中山裕司君     34番  中川 堯君欠席議員(0名)      なし職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長    中沢信夫君     事務局次長   中井 裕君  主幹兼          山中宏幸君     議事係長    筒井弘明君  調査係長  書記      奥野進司君     書記      中野 諭君説明のため出席した者  市長      森下隆生君     助役      阿形次基君                    病院事業  収入役     山川和年君             世古口 務君                    管理者  理事      木下孝夫君     合併調整室長  浦田晴記君  総合政策          松下 裕君     総務部長    山口博司君  推進部長  生活環境部長  鈴木豊司君     福祉健康部長  御村淑子君  産業部長    楢井正文君     産業部理事   森 裕幸君  まちづくり             まちづくり          本多秀夫君             松井 章君  推進部長              推進部理事                    二見  都市整備部長  奥村 茂君             山本辰美君                    総合支所長  小俣                御薗          山下克己君             奥野喜久君  総合支所長             総合支所長  上下水道部長  大野勝比古君    病院事務部長  中北幸男君  消防長     山川和俊君     消防本部次長  西田恒郎君                    行政改革推進  財政課長    森井 啓君             辻 浩利君                    課長  総務課長    藤本 亨君     監理課副参事  浜口一哉君  教育委員会          菊川 厚君     教育長     松村勝順君  委員長  教育次長    市川満郎君     教育次長    豊島久雄君  監査委員    小松尚平君     監査委員    浦野卓久君  選挙管理          杉木 仁君  委員会委員長 △開議 午前9時58分 △開議の宣告 ○議長(中村豊治君) ただいまから市議会定例会の継続会議を開きます。 本日の出席者は全員でありますので、会議は成立いたしております。 本日の会議録署名者並びに議案等説明者は、開会当初決定あるいは御報告申し上げたとおりであります。 本日の議事日程はお手元に配付のとおりであります。 それでは会議に入ります。--------------------------------------- △議案第22号外10件一括上程、報告、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 日程第1、「議案第22号平成17年度伊勢市決算認定について外10件一括」を議題といたします。 本件につきましては、去る3月30日の本会議におきまして決算特別委員会に審査を付託し、閉会中の継続審査となっておるものであります。この際、委員会から審査結果の報告を願うことにいたします。 22番、山本議員。 ◆22番(山本正一君) おはようございます。若干時間が長くなろうかと思いますが、ちょっと御辛抱のほどよろしくお願いをしたいなと思います。 ただいま上程をされました「議案第22号平成17年度伊勢市決算認定について外10件一括」について、当特別委員会の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。 当委員会は、審査御付託を受けました3月30日委員会を開会し、正副委員長の互選を行い、同日は散会をいたしました。 審査につきましては、議会閉会中の継続審査と御決定いただいておりますので、閉会中の5月15日、16日の2日間に旧伊勢市関係分を、18日に旧二見町関係分を、22日に旧小俣町関係分を、23日に旧御薗村関係分及び度会Ⅰ部介護保険事務組合決算を審査いたしました。10月31日までの7カ月間の打ち切り決算であるが、新市につながる重要な決算として位置づけ、それぞれ一般会計、特別会計、公営企業会計及び事務組合会計について、予算執行上の適法性とその行政効果に十分留意し、慎重かつ詳細に審査を行いました。そして、23日審査を終了し、採決を行い、全議案全会一致をもって認定すべしと決定いたしましたので、御報告をいたします。 この平成17年度決算からうかがえることは、旧市町村間において、一部行政サービスに差があるものもあり、これらについては合併協議において十分協議され、新市を迎えたと認識をしているものの、今後も協議が必要な事業もあり、市民に不公平感を抱かせないよう地域格差の解消に特段の努力を期待するものであります。 なお、審査の中におきまして、委員からの質疑、それに対する当局の答弁の主なものを要約して申し上げます。 まず、伊勢市決算でありますが、一般会計歳入、市税について、10月末での打ち切り決算であるが、昨年の同時期と比較して税収が上がったことについて、どのように分析をしているのか、また、2億7,600万円の不納欠損金を上げた理由をただしたところ、16年10月末と比較をすると市税全体で3.6%の増収となっており、その主な原因といたしましては、景気の回復が法人市民税にあらわれてきたと考えている、また、不納欠損金は、バブル崩壊時期の税の納期限の時効が集中したためとの答弁がありました。 次に、歳出では、款2総務費、項1総務管理費において、財政が非常に厳しい折、職務と責任に応じた給与体系、給与表の1表、2表の活用をし、削減の検討をしなければならないと考えるが、7カ月間にどのように進めてきたのかとただしたところ、元気な伊勢の行政改革プランに基づき、給与体系、行政職2表の適用、昇格基準の作成について努力をしてきたが、行政職2表について調整中であり、しばらく時間をいただきたい、また、企業職員、技能労務職員については、地方公営企業法が適用されるため、労働協約を締結するための詰めの段階で少し時間を費やしており、引き続き努力してまいりたいとの答弁がありました。 次に、項2地域振興費では、企業誘致推進事業において、企業訪問の成果についてただしたところ、10月末までに44件を訪問し、企業立地の成約はないが、企業進出の意向の情報をつかみ、進出の意向がある企業については、継続的に接触を持つことができているとの答弁がありました。また、市長からは、企業誘致については施策の一つに上げていることでもあり、朝熊山ろくのことも含め、細かく詰めていきたいとの発言がありました。 次に、款8観光費におきましては、伝統的観光行事振興事業について、お伊勢大祭など全国から来られた方に伊勢をPRし切れていない、また、伊勢全体を盛り上げていくような祭りであってほしいと考えるがとただしたところ、エージェントとタイアップしながら誘客事業を行っており、お木曳きを例にとると、エージェントが観光商品の取り組みをしており、伊勢志摩全体でいろんなところに行っていただいている、また、お伊勢大祭については、イベントのあり方も含め、伊勢全体を盛り上げていくべく1年間かけて検討してまいりたいとの答弁がありました。 次に、款9土木費、項1土木管理費において、都市計画道路は、伊勢市のまちづくりはどうあるべきかという視点に基本的な考えがあると考える、例えば、伊勢市駅から鳥羽へのJR沿いで、JR架橋橋脚の未整備部分、踏切で狭小になっていることなど、都市計画道路のネックになっている、このことの解消が市民からの要望にこたえることと認識している、そのため、年次的な計画で都市計画道路を整備できないのかとただしたところ、JRと過去に2回協議をしている、工事に際して列車をとめることができない、また、とめずに工事ができたとしても、多額の費用が必要となることから、工事の可能性があるのかどうかという点で今後協議を進めていかなければならないと考えている、また、県へ工法的にも検討をしてほしいとの要望をしている、年次的な都市計画道路の整備については、都市計画道路の完全整備には大変時間がかかるため、部分的な改良も含め検討したいとの答弁がありました。 次に、款11教育費、項6保健体育費において、学校保健事業について、小児成人病が非常にふえていると聞いているが、どのように掌握をしているかとただしたところ、生活習慣病対策委員会というものを今年度に立ち上げ、研究をしていきたいと考えているとの答弁があり、さらに、そのような委員会を立ち上げるということは、まさに非常に危機的な状態であるということを教育委員会として実感されていると認識する、伊勢市の次代を担う大事な人材の健康管理を考えていく上で、やはり食との関係が大きくかかわってくると考えるが、今後の取り組みについてどう考えているのかとただしたところ、学校教育においての食指導に関しては、栄養職員、栄養教諭の専門的な知識を生かし、全教職員で取り組むため、体制を充実させているとの答弁がありました。 次に、伊勢市まちなみ保全事業特別会計において、保全事業の最近の動向及び今後の取り組みについてただしたところ、貸付金の貸し付けについては、平成13年度から17年度までゼロ、届け出件数としては、これまで76件あるが、だんだん減ってきている、保全については約7割が終了している中、今後も住民と一体となり保全していかなければならないと考えているとの答弁がありました。 次に、伊勢市病院事業会計について、事業報告書には、今後も医療サービスの向上に努めながら、経費の節減、合理化等経営改善に努め、健全経営に努力をいたす所存でありますとあるにもかかわらず、一時削減された薬剤師数がまたふえているなど矛盾する点も見受けられる、今後どのように改善を図っていくのかとただしたところ、バランススコアカードによる各所属の目標到達度チェックなど、経営改善に向けての努力は通年的に行っているので、御理解いただきたいとの答弁がありました。 次に、二見町決算でありますが、まず、一般会計歳入について、どのような財政分析のもと17年度当初予算を編成したのか、また、合併までの7カ月間における課題をどう認識しているのか、また、その7カ月間で解消、あるいは積み残しとなったことはあったのかとただしたところ、非常に厳しい財政状況を踏まえ、新規事業等については極力計上を控え、継続事業を中心に、住民サービスの低下を伴わない形での予算編成を行ったが、課題としては特にとらえていないとの答弁を受け、継続的な事業費の計上のみで、町民からの要請・要望に対しての期待に沿えていたのかとただしたところ、町民サービスに支障のない形での予算編成をしたと認識しているとの答弁がありました。 次に、歳出では、款6農林水産業費、項2林業費において、保安林購入費について、保安林の買収理由、全体計画、進捗状況及び買収後の整備計画等についてただしたところ、海岸線の松枯れが進む中、保安林としての機能維持及び海岸の景観保全という観点から、計画を策定して買収を行っているものであり、平成17年度までに約8万3,000平米を買収し、約6万5,000平米を残すところであるが、買収後は県単事業による遊歩道等の整備のほか、県事業による伐採などを含め、整備計画を策定しているとの答弁がありました。 次に、款8土木費において、道路維持等の工事における入札について、98%を超えるほとんど満額に近いような状況で落札されていることに対して、どう考えているのかとただしたところ、設計額を的確に見積もり、適正に入札された上の金額であると理解しているが、今後、より適正に運用されるよう努力していきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、財政調整基金について、今期、基金を約2億9,780万円取り崩した内容等についてただしたところ、17年度は10月で打ち切り決算となるため、街なみ環境整備事業等、国補事業の歳入が見込めない中、財政調整基金を充当したものであるとの答弁がありました。 次に、二見町公共下水道事業特別会計では、2地区合わせて80.5%の接続率とのことだが、今後どのように接続率を上げていくのかとただしたところ、個人宅を訪問して接続を促しているが、新市になり、融資あっせん制度の適用も受けられることになったので、その制度を最大限活用して接続率を上げていきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、小俣町決算でありますが、まず一般会計歳入、款18繰入金について、財政調整基金から5億3,500万円繰り入れているが、合併を目前に控えたこの時点においては、事業の緊急性にかんがみ、やむなく財政調整基金を取り崩すというのが本論だと考えており、緊急度の低い事業等については、合併後、新しい市としての協議を進めるというのが筋だと思う、当初予算に計上された4億6,000万には緊急性があったのかとただしたところ、17年度は、災害に強いまちを目指したハード・ソフト事業の展開、良好な学校環境の整備、安全な道路環境整備、全町下水道化への推進という大きく4つの重点目標に取り組む上で、補助金と交付税等々では展開できないということで、特に財政調整基金を取り崩したが、今後は精査しながら進めていく必要があると思っているとの答弁がありました。 次に、歳出でありますが、款2総務費では、財産管理費について、行政財産を売り払う場合は、一たん普通財産に変更すべきではないかとの指摘があり、これに対して、今回公有財産台帳の中で不適切な処理があったことをおわびしたいとの謝罪の言葉がありました。 次に、款8土木費において、工事関係の落札率が100%のものもあることについて、指名競争入札を実施していく中で、これはどういう事態なのかとただしたところ、予定価格と偶然一致することが時たまあるとの答弁を受け、さらに今後のあり方として、もう少し緊張感を持って、やるべきことはやるという姿勢を持ってもらえないかとただしたところ、今後十分検討し、いい仕事ができるよう努力するとの答弁がありました。 次に、款10教育費では、図書館費について、一つの市に直営の図書館と指定管理者制度の図書館があることについて考え方をただしたところ、指定管理者制度の導入の目的は、大きく経費の削減と住民サービスの向上の2点だと思う。何も経費の削減だけが目的ではないが、この4月から伊勢図書館で指定管理者制度が導入されているので、その効果を見ながら、小俣図書館でも導入について今後慎重に判断していきたいと考えているとの答弁がありました。 次に、御薗村決算でありますが、まず、一般会計歳入について、平成17年度の財政見通しをどのように立てていたのかとただしたところ、歳入においては、景気の低迷により税収が伸び悩み、また、歳出では、福祉関係経費の増嵩が極めて顕著で、非常に厳しい状況であった、平成17年度予算の基本的な考えとしては、歳入においては、国・県の経済の動向、予算編成方針地方財政計画などの策定動向を見きわめ、極力安全に見積もり、歳出においては通年予算で、投資的経費については圧縮傾向で見積もり、安全性を見きわめた。投資的経費については、長年の懸案事項、住民の強い要望・公約事業など、許す限り補正予算などで対応したとの答弁がありました。 次に、歳出でありますが、款4衛生費、項1保健衛生費において、検診委託について、御薗村において無料であった検診料が有料に変更された、無料で行っていたときと有料で行ったときの検診率はどうなっているのか、また、検診率を上げるため、今後の対策についてただしたところ、受益と負担の公平性を図る観点から、平成16年度から有料にしており、検診率は平成15年度の25.1%、平成16年度18.8%、平成17年度13.2%となっている、また、今後の対策は、合併したことにより受診可能な医療機関が広がっていることもあり、PR等により検診率の向上を図っていきたいとの答弁がありました。 次に、款8消防費では、消防署分署用地取得について、この分署ができることにより、防災エリアの見直しをどのように考えているのか、また、その分署の計画はどのようになっているのかとただしたところ、現在、北出張所は消防車のみの配置で、救急に関しては本部で対応している、救急に関しては過重な労務になっており、この分署は、救急エリアの見直しで重要になっていると考えている。エリアは、北出張所管内、大湊、神社地域など国道23号線から伊勢湾側と考えている、また、計画については、伊勢市全体の事業の中で優先度を決め、最大限努力をし、一刻も早く実現したいと考えているとの答弁がありました。 次に、御薗村国民健康保険特別会計では、大変厳しい会計状況でなかったかと思うが、どのような経過で保険料を下げたのかとただしたところ、合併協議において、基金は財政規模に応じ持ち寄ると確認され、御薗村は当時3カ月分の基金を保有していたが、県が指導する基金保有額の最低基準である1カ月相当額を新市に申し送ることとした、保険料を下げることについては、合併における政治的判断と理解しているとの答弁がありました。また、今後保険料を以前より上げなければならなくなったときに、市民に理解をしてもらえるのか危惧をするという意見があり、旧御薗村において、保険料を下げる経過について広報等で周知をしたが、今後は市民に十分説明をし、納得していただきたいと考えているとの答弁がありました。 以上、主なものを要約して申し上げましたが、当局におかれましては、決算審査を通じ、各委員から御指摘申し上げた事項、意見、要望等につきましては真摯に受けとめられ、十分精査され、今後の予算編成、行財政運営に十分反映されますことを強く希望いたしまして、決算特別委員会の審査結果の報告といたします。本会議におかれましても、よろしく御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) ただいまの報告に対しまして御発言はございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で委員長報告に対する質疑を終わります。 続いて、議案第22号外10件一括に対する討論を行います。 発言通告が参っておりますので許可いたします。 9番、黒木議員。 ◆9番(黒木騎代春君) それでは、議長の許可をいただきましたので、ただいま上程されております議案のうち、議案第22号平成17年度伊勢市一般会計決算及び議案第24号平成17年度伊勢市水道事業会計決算の2議案にのみ反対することを表明し、以下に主な理由を述べます。 まず、当時の旧伊勢市民から寄せられた2万3,000名もの存続を求める署名を一顧だにもせず、当時の葬祭取扱所を廃止することに伴う規格葬儀のPRなどを進め、市民の要望をはねつける内容の予算となっておりました。また、官民の役割分担の見地から、業務全般を大幅に見直す、民間でできることは民間でと第1番にターゲットとなったのが、この葬祭取扱所でした。 当時の議論で、葬祭取扱所の廃止にかわる対策は、規格葬儀でありましたけれども、利用できなくなった市民を、すべて現行法、つまり生活保護法と埋葬法(墓地、埋葬等に関する法律)では救済できない、セーフティーネットにはなり得ないということが明らかになりました。それでも廃止を強行しようとしたことは、人生最後のときに、人間としての尊厳が保てる葬儀ができるように手だてをとらなくてはならないとする自治体の役割を放棄するにも等しいものでした。 当時、国の三位一体の改革、つまり国の補助金、負担金削減、税源移譲、地方交付税削減の状況は、平成16年度については、10万人の当時の旧伊勢市の場合9億円の削減、平成17年度は地方の大きな反発を反映して、伊勢市においては3億4,900万円の削減見込みと大変な状況ではありましたけれども、それに対処する中身としては大きな問題がありました。当時も今も、民間でできることは民間でと、しゃにむに突進することは改革ではなかったと考えるものであります。 当局は、市民の要望、必要度、緊急度を総合的に検討しながらの当時の予算編成であったと述べてみえましたけれども、企業誘致に7,055万9,000円の奨励金、絆の森の整備事業に5,293万1,000円、山林整備事業に1億3,999万4,000円、野村公園に1,473万6,000円計上されるなど市民の要望を反映したとはいえ、大きな事業には手当てをする一方、市民の求める福利厚生には冷たい予算措置でありました。 次に、伊勢市水道事業会計について理由を申し上げます。 依然として県営南勢水道の責任水量制に基づく「空水代」の負担を市民に強いるものになっていた点が1つ、2点目には、当時合併を控えて、4市町村の電算を統合する経費5,000万円を市民の水道料金で賄うものになっていたことです。合併は、市の施策の市長の判断として行うものです。合併補正や合併算定がえ等の普通交付税や特別交付税を活用して、一般会計から繰り入れて賄うべきであったと考えるものでございます。 以上、2議案に反対の立場から意見を申し上げました。ありがとうございました。 ○議長(中村豊治君) 以上で通告による討論を終わったのでありますが、他に討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 他にないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから、議案第22号外10件一括を採決いたします。 11件一括の議案のうち、まず、議案第22号につきまして、委員会報告のとおり認定することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立多数と認めます。 よって、「議案第22号平成17年度伊勢市決算認定について」は認定することに決定いたしました。 次に、議案第24号につきまして、委員会報告のとおり認定することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立多数と認めます。 よって、「議案第24号平成17年度伊勢市水道事業会計決算認定」については認定することに決定いたしました。 次に、ただいま認定されました2議案を除く9件につきまして、委員会報告のとおり認定することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「議案第23号平成17年度伊勢市病院事業会計決算認定について」「議案第25号平成17年度二見町決算認定について」「議案第26号平成17年度二見町水道事業会計決算認定について」「議案第27号平成17年度小俣町決算認定について」「議案第28号平成17年度小俣町水道事業会計決算認定について」「議案第29号平成17年度小俣町下水道事業会計決算認定について」「議案第30号平成17年度小俣町認知症対応型共同生活介護事業会計決算認定について」「議案第31号平成17年度御薗村決算認定について」「議案第32号平成17年度度会Ⅰ部介護保険事務組合決算認定について」、以上9件は、いずれも認定することに決定いたしました。--------------------------------------- △議案第113号外4件一括上程、報告、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 審議の都合により、日程第2、議案第113号から日程第6、議案第124号に至る5件を一括議題といたします。 本件につきましては、去る6月26日の本会議におきまして予算特別委員会に審査付託となっておるものであります。この際、委員会から審査結果の報告を願うことにいたします。 14番、小林議員。 ◆14番(小林正彦君) ただいま上程されました「議案第113号平成18年度伊勢市一般会計補正予算(第2号)外4件一括」について、当特別委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。 6月29日午後1時、委員会を再開、「議案第113号平成18年度伊勢市一般会計補正予算(第2号)外4件一括」を議題とし、議案第113号の歳出から審査に入り、7月3日まで延べ3日間にわたり審査を行い、付託全議案の審査を終了いたしました。 そして、4日午後1時から討論に入り、各会派代表の委員から意見開陳の後、採決の結果、5議案すべて全会一致をもって、いずれも原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告いたします。 今回の補正予算は、前市長の不測の事態を受けて、当初予算は骨格であったため、4月に就任の新市長による施策を重点に編成した肉づけ予算でありましたが、その主な財源に財政調整基金、繰越金が充てられるなど大変厳しい財政状況の中で、合併協議会での協議結果に配慮しながら施策の選択が行われたことがうかがわれる緊縮型の予算となっています。 その結果、平成18年度一般会計予算総額は419億375万円となり、旧4市町村の平成17年度当初予算合計額424億8,708万円に比較し1.4%の減となっています。 審査に当たっては、地方自治体の自立が強く求められるなど大きな変革期を迎えている状況、また、急速に進む少子高齢化等の社会情勢、そして、市においては合併という大きな転機を背景にして、市民ニーズが的確に把握され、それが予算に十分反映されているものになっているか、財政の健全運営には十分配慮されているか、さらには、合併による効果が十分発揮されているか等の視点から、市民生活にかかわる諸問題を初め、行財政改革、今日までの懸案事項への取り組みなどを中心に、それぞれの事業の目的、必要性、効率性等について、詳細にわたる質疑、議論が展開されました。 なお、討論における各会派の意見・要望につきましては、議席に配付させていただきましたので、御了承いただきたいと思います。 当局におかれましては、予算執行に当たって、意見開陳で述べられました意見・要望や、審査の過程において各委員から指摘のありました諸点について十分留意され、市民の期待にこたえられる行財政の運営に全力を尽くされるよう希望するものです。 なお、市長が所信表明で述べられました9月定例会に示されますマニフェストにつきましては、大きな期待を寄せるものであります。 以上、予算特別委員会の審査結果の報告といたします。 ○議長(中村豊治君) ただいまの報告に対しまして御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で委員長報告に対する質疑を終わります。 続いて、議案第113号外4件一括に対する討論を行います。 発言通告が参っておりますので、許可いたします。 9番、黒木議員。
    ◆9番(黒木騎代春君) それでは、議長から許可をいただきましたので、討論をさせていただきます。 私は、上程中の「議案第113号平成18年度伊勢市一般会計補正予算(第2号)外4件一括」のうち、議案第113号、114号、115号の3議案に反対の立場から、他の議案には賛成することを表明し、以下にその主な理由を述べ、討論とさせていただきます。 今回の伊勢市一般会計補正予算(第2号)案には、医療費支給事業として乳幼児医療費助成事業を充実させる内容や、中学校給食建設事業、修学旅行経費助成事業などのための補正が盛り込まれるなど、積年の市民の願いを反映した積極的内容も含まれております。 しかし一方で、市民的自由や民主主義を確保していく上で、あいまいにできない問題点も散見する内容となっています。その一つが、国民保護計画策定事業であります。 国民保護の名を冠してはいますが、実態は、アメリカが海外で引き起こす戦争に自衛隊を引き込み、その支援活動に罰則つきで国民を動員するという極めて危険な内容となっている国民保護法(武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律)や武力攻撃事態法(武力攻撃事態等における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律)とセットとなっているものであります。また、人権・同和教育基本方針プラン事業については、行政が啓発、人権教育の名で市民の人権意識の点検者として市民の内心の自由や思想にまで立ち入って振る舞うものになり、人権の名による人権侵害の危惧を持つものであり、容認できません。 次に、「議案第114号平成18年度伊勢市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」について申し上げます。 3月定例会における御答弁で、この6月には平成17年度の医療費の推移が確定するので、その時点において、国民健康保険運営協議会で18年度の保険料について再度諮っていただくと言われたとおり、予定を超える基金残高については、軽減負担のために取り崩していただいたことは、真摯な姿勢として評価をさせていただきます。 しかし、それでも昨年度と比較すると大幅な負担増であることには変わりなく、低所得者ほど収入に対する保険料の負担をさらに重くするものになってしまい、国保に加入する市民に与える影響ははかり知れないものがあり、賛成できません。一般会計からの繰り入れを行って料金の引き下げを行うよう要望します。 次に、「議案第115号平成18年度伊勢市水道事業会計補正予算(第2号)」について述べます。 伊勢市の水道事業は、夏のピーク時以外は基本的に自己水源で賄える状況であります。本来なら単価の高い南勢水道の水を大量に受け入れる必要はありません。ところが、45%もの責任水量制の枠組みにより押しつけられている「空水代」を、高過ぎる水道料金という形で市民に転嫁をしております。高過ぎる水道料の根本矛盾が解消されていないことに異議を表明いたします。 二見町の水道料金はもちろんですが、旧伊勢市や御薗町の水道料金も一刻も早く料金の引き下げを行うことを求め、討論といたします。ありがとうございました。 ○議長(中村豊治君) 以上で通告による討論は終わったのでありますが、他に討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 他にないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから、議案第113号外4件一括を採決いたします。 5件一括の議案のうち、まず議案第113号につきまして、委員会報告のとおり原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立多数と認めます。 よって、「議案第113号平成18年度伊勢市一般会計補正予算(第2号)」は原案どおり可決確定いたしました。 次に、議案第114号につきまして、委員会報告のとおり原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立多数と認めます。 よって、「議案第114号平成18年度伊勢市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)」は原案どおり可決確定いたしました。 次に、議案第115号につきまして、委員会報告のとおり原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立多数と認めます。 よって、「議案第115号平成18年度伊勢市水道事業会計補正予算(第2号)」は原案どおり可決確定いたしました。 次に、ただいま可決されました3議案を除く2件につきまして、委員会報告のとおり原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「議案第121号伊勢市福祉医療費の助成に関する条例の一部改正について」「議案第124号伊勢市消防団員退職報償金の支給に関する条例の一部改正について」、以上2件は、いずれも原案どおり可決確定いたしました。--------------------------------------- △議案第116号外4件一括上程、報告、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 審議の都合により、日程第7、議案第116号から日程第11、議案第125号に至る5件を一括議題といたします。 本件につきましては、去る6月26日の本会議におきまして関係常任委員会に審査付託となっておるものであります。この際、各委員会から審査結果の報告を願うことにいたします。 まず初めに、産業建設委員会から報告をお願いします。 28番、宿議員。 ◆28番(宿典泰君) 御報告申し上げます。 ただいま上程されました5件一括の議案中、産業建設委員会に審査付託を受けました「議案第123号伊勢市営住宅管理条例の一部改正について」は、去る7月5日委員会を開会し、慎重なる審査の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 次に、教育民生委員会から報告をお願いします。 14番、小林議員。 ◆14番(小林正彦君) 上程中の議案中、教育民生委員会に審査付託を受けました「議案第122号伊勢市病院事業の設置等に関する条例及び伊勢市休日・夜間応急診療所条例の一部改正について」及び「議案第125号伊勢市人権尊重条例の制定について」、以上2件について、去る7月6日委員会を開会し、慎重に審査をしました結果、議案第122号については全会一致をもって、議案第125号については賛成多数をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 次に、総務政策委員会から報告をお願いします。 25番、佐之井議員。 ◆25番(佐之井久紀君) 御報告いたします。 上程中の5件一括の議案中、総務政策委員会に審査付託を受けました「議案第116号議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について」及び「議案第120号伊勢市市税条例の一部改正について」の2議案につきましては、去る7月7日委員会を開会し、慎重なる審査の結果、いずれも全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 何とぞ本会議におかれましてもよろしく御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) ただいまの各委員会からの報告に対しまして御発言はございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、委員長報告に対する質疑を終わります。 続いて、議案第116号外4件一括に対する討論を行います。 発言通告が参っておりますので許可いたします。 9番、黒木議員。 ◆9番(黒木騎代春君) それでは、議長の許可をいただきましたので、ただいま上程中の議案第116号外4件一括のうち、議案第120号、125号について反対の立場で、他の議案については賛成であることを表明し、討論に参加します。 初めに、「議案第120号伊勢市市税条例の一部改正について」であります。 本条例は、小泉自民・公明内閣による18年度地方税制改正に連動して、住民税のフラット化、定率減税の全廃などを盛り込んでいます。政府は、景気が回復したからといって定率減税の全廃を決めました。しかし、市民の生活実態は決して回復したと言えるものではありません。 この間、市民には、昨年の税制改正により、定率減税の半減などによる住民税の負担増による納税通知が届けられ、大変な憤りを感じていることと思います。定率減税の全廃は、収入がふえずに逆に増税等にあえぐ市民の暮らしに追い打ちをかけるものです。1999年に定率減税が導入されたとき、政府は臨時的措置ではなく恒久的措置だと説明をしました。しかも、同じときに恒久的措置として行われた法人税率の引き下げなど大企業や高額所得者への減税は見直さず、庶民減税だけを廃止してしまう、こんなことは納得できるものではありません。 また、現在の県民税、市民税の税率は、所得200万円以下が5%、700万円以下が10%、それ以上が13%と累進性を持っていますが、本条例案の住民税のフラット化により、来年度から一律に10%にするものです。これが実施されれば、住民税の所得割の税率が5%から10%へと2倍にはね上がるケースも続出します。住民税のフラット化は、政府の三位一体の改革による3兆円の税源移譲によるものですが、その分、税源移譲したからと、そっくり所得譲与税が減ってしまいます。所得譲与税なら100%参入されるところが、市税は徴収率が下がれば、それだけ減収になるため、さらなる市民への徴税強化に追われることになります。結局、市職員もさらに忙殺され、市民との板挟みにならざるを得ません。大きな問題です。 次に、議案第125号について、その反対理由を述べます。 私たちが、豊かな社会生活を営んでいく上で、一人一人の人権が尊重されることは必要不可欠であるということは言うまでもありません。基本的人権の尊重は既に憲法でもうたわれており、法律でも具体的に保障されています。そのような中、人権条例をつくるのは、屋上屋を重ねるものとなりかねません。また、市民の責務規定については、市民の内心の自由に介入するものであり、憲法が保障している思想・信条の自由にもかかわる重大問題です。本条例が制定されれば、偏った運用がなされ、将来の財政負担にもつながりかねないとの懸念がぬぐえないという思いがあることを申し上げ、討論とさせていただきます。 ○議長(中村豊治君) 以上で通告による討論は終わったのでありますが、他に討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 他にないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから、議案第116号外4件一括を採決いたします。 5件一括の議案のうち、まず、議案第120号につきまして、総務政策委員会報告のとおり原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立多数と認めます。 よって、「議案第120号伊勢市市税条例の一部改正について」は原案どおり可決確定いたしました。 次に、議案第125号につきまして、教育民生委員会報告のとおり原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立多数と認めます。 よって、「議案第125号伊勢市人権尊重条例の制定について」は原案どおり可決確定いたしました。 次に、ただいま可決されました2議案を除く3件につきまして、各委員会報告のとおり原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「議案第116号議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について」「議案第122号伊勢市病院事業の設置等に関する条例及び伊勢市休日・夜間応急診療所条例の一部改正について」「議案第123号伊勢市営住宅管理条例の一部改正について」、以上3件は、いずれも原案どおり可決確定いたしました。--------------------------------------- △議案第126号の上程、報告、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第12、「議案第126号三重県自治会館組合の共同処理する事務の変更及び三重県自治会館組合の規約の変更に関する協議について」を議題といたします。 本件につきましては、去る6月26日の本会議におきまして総務政策委員会に審査付託となっておるものであります。この際、委員会から審査結果の報告を願うことにいたします。 25番、佐之井議員。 ◆25番(佐之井久紀君) 御報告いたします。 ただいま上程されました「議案第126号三重県自治会館組合の共同処理する事務の変更及び三重県自治会館組合の規約の変更に関する協議について」、去る7月7日開会の委員会におきまして慎重なる審査の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 何とぞ本会議におかれましてもよろしく御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) ただいまの報告に対しまして御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で委員長報告に対する質疑を終わります。 続いて、議案第126号に対する討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 討論なしと認めます。 以上で討論を終わります。 ただいまから議案第126号を採決いたします。 本件につきまして、総務政策委員会報告のとおり原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「議案第126号三重県自治会館組合の共同処理する事務の変更及び三重県自治会館組合の規約の変更に関する協議について」は原案どおり可決確定いたしました。--------------------------------------- △議案第127号の上程、報告、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第13、「議案第127号三重県市町村職員退職手当組合の規約の変更に関する協議について」を議題といたします。 本件につきましては、去る6月26日の本会議におきまして総務政策委員会に審査付託となっておるものであります。この際、委員会から審査結果の報告を願うことにいたします。 25番、佐之井議員。 ◆25番(佐之井久紀君) 御報告いたします。 ただいま上程されました「議案第127号三重県市町村職員退職手当組合の規約の変更に関する協議について」、去る7月7日開会の委員会におきまして慎重なる審査の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 何とぞ本会議におかれましてもよろしく御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) ただいまの報告に対しまして御発言はございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で委員長報告に対する質疑を終わります。 続いて、議案第127号に対する討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 討論なしと認めます。 以上で討論を終わります。 ただいまから議案第127号を採決いたします。 本件につきまして、総務政策委員会報告のとおり原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「議案第127号三重県市町村職員退職手当組合の規約の変更に関する協議について」は原案どおり可決確定いたしました。 会議の途中でありますが、10分間休憩をいたします。 △休憩 午前11時00分 △再開 午前11時10分 ○議長(中村豊治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △議案第128号外5件一括上程、報告、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第14、「議案第128号伊勢市非核平和都市宣言について外5件一括」を議題といたします。 本件につきましては、去る6月26日の本会議におきまして関係常任委員会に審査付託となっておるものであります。この際、各委員会から審査結果の報告を願うことにいたします。 まず初めに、産業建設委員会から報告をお願いいたします。 28番、宿議員。 ◆28番(宿典泰君) 御報告申し上げます。 ただいま上程されました6件一括の議案中、産業建設委員会に審査付託を受けました「議案第131号伊勢市交通安全都市宣言について」「議案第132号伊勢市男女共同参画都市宣言について」の2議案は、7月5日開会の委員会におきまして、慎重なる審査の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 次に、教育民生委員会から報告をお願いします。 14番、小林議員。 ◆14番(小林正彦君) 上程中の議案中、教育民生委員会に審査付託を受けました「議案第128号伊勢市非核平和都市宣言について」「議案第129号伊勢市人権尊重都市宣言について」「議案第130号伊勢市健康文化都市宣言について」及び「議案第133号伊勢市青少年健全育成都市宣言について」、以上4件について、去る7月6日開会の委員会におきまして、慎重に審査を行いました結果、いずれも全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 本会議におかれましてもよろしく御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) ただいまの各委員会からの報告に対しまして御発言はございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で委員長報告に対する質疑を終わります。 続いて、討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 討論なしと認めます。 以上で討論を終わります。 ただいまから議案第128号外5件一括を採決いたします。 本件につきまして、各委員会報告のとおり原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「議案第128号伊勢市非核平和都市宣言について」「議案第129号伊勢市人権尊重都市宣言について」「議案第130号伊勢市健康文化都市宣言について」「議案第131号伊勢市交通安全都市宣言について」「議案第132号伊勢市男女共同参画都市宣言について」「議案第133号伊勢市青少年健全育成都市宣言について」、以上6件は、いずれも原案どおり可決確定いたしました。--------------------------------------- △議案第134号外18件一括上程、報告、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第15、「議案第134号伊勢市福祉健康センター指定管理者の指定について外18件一括」を議題といたします。 本件につきましては、去る6月26日の本会議におきまして関係常任委員会に審査付託となっておるものであります。この際、各委員会から審査結果の報告を願うことにいたします。 初めに、産業建設委員会から報告をお願いいたします。 28番、宿議員。 ◆28番(宿典泰君) 御報告いたします。 ただいま上程されました19件一括の議案中、産業建設委員会に審査付託を受けました「議案第141号伊勢市中村会館の指定管理者の指定について」「議案第143号伊勢市平家の里利用施設の指定管理者の指定について」「議案第144号伊勢市二見健康管理増進センターの指定管理者の指定について」「議案第145号伊勢市二見地域農産物等活用型総合交流促進施設の指定管理者の指定について」「議案第146号賓日館の指定管理者の指定について」「議案第147号サンライフ伊勢の指定管理者の指定について」「議案第152号伊勢市神社海の駅の指定管理者の指定について」、以上7議案は、7月5日開会の委員会におきまして、慎重なる審査の結果、いずれも全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 次に、教育民生委員会から報告をお願いします。 14番、小林議員。 ◆14番(小林正彦君) 上程中の議案中、教育民生委員会に審査付託を受けました「議案第134号伊勢市福祉健康センター指定管理者の指定について」「議案第135号伊勢市児童館の指定管理者の指定について」「議案第136号伊勢市放課後児童健全育成施設の指定管理者の指定について」「議案第137号伊勢市デイサービスセンターの指定管理者の指定について」「議案第138号伊勢市心身障害者授産施設の指定管理者の指定について」「議案第139号伊勢市重度身体障害者デイサービスセンターの指定管理者の指定について」「議案第140号伊勢市地区コミュニティセンターの指定管理者の指定について」「議案第148号伊勢市立公民館の指定管理者の指定について」「議案第149号伊勢市学習等供用施設の指定管理者の指定について」「議案第150号伊勢市立伊勢古市参宮街道資料館の指定管理者の指定について」及び「議案第151号伊勢河崎商人館の指定管理者の指定について」、以上11件について、去る7月6日開会の委員会におきまして、慎重に審査を行いました結果、いずれも全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 次に、総務政策委員会から報告をお願いします。 25番、佐之井委員。 ◆25番(佐之井久紀君) 御報告いたします。 上程中の19件一括の議案中、総務政策委員会に審査付託を受けました「議案第142号伊勢市朝熊ふれあい会館の指定管理者の指定について」は、去る7月7日、委員会を開会し、慎重なる審査の結果、全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 何とぞ本会議におかれましてもよろしく御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) ただいまの各委員会からの報告に対しまして御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で委員長報告に対する質疑を終わります。 続いて、議案第134号外18件一括に対する討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 討論なしと認めます。 以上で討論を終わります。 ただいまから議案第134号外18件一括を採決いたします。 本件につきまして、各委員会報告のとおり原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「議案第134号伊勢市福祉健康センター指定管理者の指定について」「議案第135号伊勢市児童館の指定管理者の指定について」「議案第136号伊勢市放課後児童健全育成施設の指定管理者の指定について」「議案第137号伊勢市デイサービスセンターの指定管理者の指定について」「議案第138号伊勢市心身障害者授産施設の指定管理者の指定について」「議案第139号伊勢市重度身体障害者デイサービスセンターの指定管理者の指定について」「議案第140号伊勢市地区コミュニティセンターの指定管理者の指定について」「議案第141号伊勢市中村会館の指定管理者の指定について」「議案第142号伊勢市朝熊ふれあい会館の指定管理者の指定について」「議案第143号伊勢市平家の里利用施設の指定管理者の指定について」「議案第144号伊勢市二見健康管理増進センターの指定管理者の指定について」「議案第145号伊勢市二見地域農産物等活用型総合交流促進施設の指定管理者の指定について」「議案第146号賓日館の指定管理者の指定について」「議案第147号サンライフ伊勢の指定管理者の指定について」「議案第148号伊勢市立公民館の指定管理者の指定について」「議案第149号伊勢市学習等供用施設の指定管理者の指定について」「議案第150号伊勢市立伊勢古市参宮街道資料館の指定管理者の指定について」「議案第151号伊勢河崎商人館の指定管理者の指定について」「議案第152号伊勢市神社海の駅の指定管理者の指定について」、以上19件は、いずれも原案どおり可決確定いたしました。--------------------------------------- △議案第154号の上程、説明、質疑、委員会付託 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第16、「議案第154号保育所新施設(建築工事)の請負契約について」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(森下隆生君) ただいま上程されました議案第154号保育所新施設(建築工事)の請負契約につきまして御説明を申し上げます。 これは、保育所新施設建築工事につきまして、このたび契約の運びとなりましたので、伊勢市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。 なお、詳細につきましては、福祉健康部長から御説明申し上げることといたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 福祉健康部長。 ◎福祉健康部長(御村淑子君) それでは、議案第154号保育所新施設(建築工事)の請負契約につきまして補足の御説明を申し上げますので、議案書の1ページをお願いいたします。 本件は、去る7月3日に市内建設業者15社によりまして、条件つき一般競争入札を実施いたしましたところ、入札金額1億5,099万9,000円が最低価格でございまして、伊勢市竹ヶ鼻町206番地、株式会社堀崎組、取締役社長堀崎萱二に落札決定いたしましたので、消費税及び地方消費税を含み1億5,854万8,950円で契約を締結しようとするものでございます。 この保育所新施設につきましては、議案書の3ページに位置図を添付しておりますが、常磐2丁目地内の日本たばこ産業跡地に建設をいたします新保育所及び地域子育て支援センターでございます。 建物の概要といたしましては、本体は鉄骨づくり2階建てでございまして、建築面積は725.70平方メートル、床面積は1階689.26平方メートル、2階430.24平方メートル、延べ1,119.50平方メートルでございます。 次に、5ページをお願いいたします。 建物の1階部分につきましては、定員60名の保育所とし、南面の西側から、乳児室、ほふく室、2歳児室、職員室を挟み、北側から3歳、4歳、5歳児室としております。北側には厨房とランチルームを設け、また、一時保育事業を実施する予定でございますので、専用の一時保育室を設けております。 次に、6ページをお願いいたします。 2階部分は、地域子育て支援センターとしております。地域子育て支援センターは、子育て家庭の不安や負担の軽減を図ることを目的に、交流の場の提供、子育て相談・指導、育児講座、子育てサークルの支援、子育てに関する情報提供などを実施していきます。そのため、交流スペースを広く確保し、食育指導などを実施できるよう調理実習室を設けております。2階部分は乳幼児を連れての利用者が中心であることからエレベーターを設置いたします。また、各出入り口の段差や多目的便所の設置など、バリアフリーにも配慮をいたしております。 そのほか、附帯工事といたしまして、駐車場の整備、園庭の整備などを行う予定でございます。 完成につきましては、平成19年2月末を予定し、平成19年4月の開設予定としております。なお、配置図、平面図及び入札結果表を添付いたしておりますので、御高覧の上、何とぞよろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) それでは、質疑に入ります。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第154号につきましては、さらに詳細に審査を願うため、教育民生委員会に審査を付託し、審査を願い、本議会会期中に審査結果の報告を願うことに決定いたしまして、御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 教育民生委員会開会のため、休憩をいたします。 △休憩 午前11時30分 △再開 午後0時58分 ○議長(中村豊治君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程の追加について ○議長(中村豊治君) お諮りいたします。 休憩前の本会議におきまして、教育民生委員会に審査付託となっておりました議案第154号につきまして、審査を終了した旨報告がありましたので、これを本日の日程に追加し、日程順序を変更して直ちに議題といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。--------------------------------------- △議案第154号の上程、報告、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) それでは、日程第17、「議案第154号保育所新施設(建築工事)の請負契約について」を議題といたします。 本件につきましては、休憩前の本会議におきまして教育民生委員会に審査付託となっておるものであります。この際、委員会から審査結果の報告を願うことにいたします。 14番、小林議員。 ◆14番(小林正彦君) ただいま上程されました「議案第154号保育所新施設(建築工事)の請負契約について」、本日、本会議休憩中に委員会を開会し、慎重に審査を行いました結果、全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 本会議におかれましてもよろしく御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) ただいまの報告に対しまして御発言はございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、委員長報告に対する質疑を終わります。 続いて、討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 討論なしと認めます。 以上で討論を終わります。 ただいまから議案第154号を採決いたします。 本件につきまして、教育民生委員会報告のとおり原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「議案第154号保育所新施設(建築工事)の請負契約について」は原案どおり可決確定いたしました。 全員協議会開会のため、休憩いたします。 △休憩 午後1時01分 △再開 午後1時07分 ○議長(中村豊治君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △議案第153号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第18、「議案第153号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(森下隆生君) ただいま上程されました議案第153号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことにつきまして御説明申し上げます。 これは、本市区域の人権擁護委員のうち、松家香代子委員及び倉野公之委員が来る平成18年9月30日に任期満了となりますので、その後任を推薦しようとするものでございます。 現在、本市区域の人権擁護委員は17名の方が委員の任に当たっておられますが、この17名につきましては4市町村合併前の定数でございまして、合併後の新市の人口からいたしますと、定数は13名ということでございます。このことから、今回は2名のうち1名を減じて推薦を行うこととし、松家香代子さんを再度推薦するにつき、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の御意見をお聞きするものでございます。 それでは、松家香代子さんの略歴につきまして申し上げます。 松家さんは、昭和17年3月18日生まれ、本籍は三重県、現住所は伊勢市小俣町元町1256番地、主な経歴といたしましては、昭和38年2月、三重県就職、平成10年3月、同退職、同12年10月、人権擁護委員就任、同13年3月、小俣町社会福祉協議会評議委員、同15年10月、人権擁護委員再任、同16年3月、伊勢地区合併協議会委員、現在に至っておられます。 以上のとおりでございます。何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 質疑に入ります。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第153号につきましては、会議規則第38条第2項の規定により委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから議案第153号を採決いたします。 本件につきまして、同意することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「議案第153号人権擁護委員の推薦につき意見を聞くことについて」は同意することに決定いたしました。--------------------------------------- △報告第8号外1件一括上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 審議の都合により、日程第19、報告第8号及び日程第20、報告第9号の2件を一括議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(森下隆生君) ただいま一括上程されました「報告第8号専決処分事項の報告について」外1件につきまして御説明を申し上げます。 これは、いずれも交通事故による損害賠償につき、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分いたしましたので、同条第2項の規定によりまして議会に御報告するものでございます。 なお、詳細につきましては、助役から御説明申し上げることといたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 助役。 ◎助役(阿形次基君) それでは、「報告第8号専決処分事項の報告について」外1件につきまして補足の御説明を申し上げます。 最初に、「報告第8号専決処分事項の報告について」でございますが、議案書の188ページをお開きいただきたいと存じます。 これは、平成17年12月18日日曜日午前8時20分ごろに発生いたしました交通事故に係る損害賠償の専決処分でございまして、一宇田町地内の県道鳥羽松阪線におきまして、消防本部総務課所属の広報車を同課職員が運行中、前方を走行していた相手方車両が凍結した路面でスリップし、道路左側の路肩に接触した後に道路中央へ後進したため、回避することができずに相手方車両後部に接触し、損害を与えたものでございます。 損害賠償の相手方と協議をいたしました結果、損害賠償額6万3,750円で示談が成立いたしましたので、平成18年6月9日付で専決処分をさせていただいたものでございます。 次に、「報告第9号専決処分事項の報告について」でございますが、議案書の191ページをお願いいたします。 これは、平成18年4月4日火曜日午後2時30分ごろに発生いたしました交通事故に係る損害賠償の専決処分でございまして、小俣町元町地内の市道小俣1号線におきまして、総務部管財契約課所属の軽自動車を福祉健康部介護保険課嘱託職員が運行中、交差点を直進しようとした際、右方向から同交差点を右折しようとした相手方車両と接触し、損害を与えたものでございます。 損害賠償の相手方が未成年のため、保護者と協議をいたしました結果、損害賠償額5万5,284円で示談が成立いたしましたので、平成18年6月9日付で専決処分をさせていただいたものでございます。 以上、交通事故の専決につきましては、たびたび御迷惑をおかけし、まことに申しわけありません。今後一層職員に対しましては、心を引き締めて事に当たるよう徹底してまいりたいと思います。 以上、「報告第8号専決処分事項の報告について」外1件につきまして、補足の御説明を申し上げました。 なお、参考といたしまして、示談の内容を添付いたしておりますので、御高覧の上、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) それでは、質疑に入ります。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 報告第8号外1件一括につきましては、会議規則第38条第2項の規定により委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから報告第8号外1件一括を採決いたします。 本件につきまして、承認することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕
    ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「報告第8号専決処分事項の報告について」「報告第9号専決処分事項の報告について」、以上2件は、いずれも承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △報告第10号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第21、「報告第10号継続費繰越しの報告について」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(森下隆生君) ただいま上程されました報告第10号継続費繰越しの報告につきまして御説明を申し上げます。 これは、平成18年3月の市議会定例会で議決をいただきました小俣1号線整備事業、小俣11号線道路改良事業、野村公園整備事業及び有緝小学校校舎改築事業に係る継続費につきまして、地方自治法施行令第145条第1項の規定により、議会に御報告するものでございます。 なお、詳細につきましては、助役から御説明を申し上げることといたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 助役。 ◎助役(阿形次基君) それでは、報告第10号継続費繰越しの報告につきまして補足の御説明を申し上げますので、議案書の193ページをお開きいただきたいと存じます。 これは、去る3月議会におきまして議決をいただきました小俣1号線整備事業、小俣11号線道路改良事業、野村公園整備事業及び有緝小学校校舎改築事業の4事業に係るものでございまして、平成17年度年割額に係る歳出予算の経費のうち、年度内に支出を終わらなかったものにつきまして、法の定めるところに従い継続費繰越計算書を作成して御報告申し上げるものでございます。 繰り越しの主な理由でございますが、用地買収について地元との調整に不測の日数を要したこと、国庫補助事業との関連から工程調整を行ったこと及び校舎の解体工事に伴い、建材のアスベスト含有有無の分析調査に不測の日数を要したことなどでございます。 なお、当該事業につきましては、平成18年度中の完成を目標に鋭意取り組んでおりますので、御理解を賜り、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) それでは、質疑に入ります。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 報告第10号につきましては、会議規則第38条第2項の規定により委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから報告第10号を採決いたします。 本件につきまして承認することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「報告第10号継続費繰越しの報告について」は承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △報告第11号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第22、「報告第11号繰越明許費繰越しの報告について」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(森下隆生君) ただいま上程されました報告第11号繰越明許費繰越しの報告につきまして御説明申し上げます。 これは、平成18年1月の市議会臨時会で議決をいただきました横輪・矢持地区活性化事業を初めとする7事業及び平成18年3月の市議会定例会で議決をいただきました庁舎等整備経費を初めとする17事業の合わせて24事業に係る繰越明許費につきまして、繰越計算書を調製いたしましたので、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、議会に御報告するものでございます。 なお、詳細につきましては、助役から御説明を申し上げることといたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 助役。 ◎助役(阿形次基君) それでは、報告第11号繰越明許費繰越しの報告につきまして補足の御説明を申し上げますので、議案書の195ページ、196ページをお開きいただきたいと存じます。 これは、去る1月議会におきまして議決をいただきました横輪・矢持地区活性化事業、農村総合整備統合補助事業、絆の森整備事業、豊北漁港海岸整備事業、新エネルギー推進事業、排水路維持改良事業及び備蓄物資整備事業の7事業並びに去る3月議会におきまして議決をいただきました庁舎等整備経費、大湊地区コミュニティセンター新築事業、指定ごみ袋統一経費、老人福祉施設等建設補助金、保育所建設事業、エコタウン推進事業、村松漁港整備事業、土木関係一般管理経費、道路新設改良事業、道路整備事業、河川改修事業、排水路整備事業、都市計画道路整備事業、伊勢市駅周辺整備事業、消火栓新設負担金、避難所等整備・運営経費及び道路橋梁災害復旧事業の17事業、合わせて24事業に係るものでございまして、年度内に支出を終わらない見込みものにつき、法の定めるところに従い、繰越計算書を作成して御報告申し上げるものでございます。 繰り越しの主な理由でございますが、用地問題等について、地元及び関係機関との調整に不測の日数を要したことなどでございます。 これら繰り越しをいたしました事業につきましては、現時点におきまして、一部においては完成もしくは完成間近であり、その他の事業につきましても完成を目指し、鋭意取り組んでいるところでございます。 何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) それでは、質疑に入ります。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 報告第11号につきましては、会議規則第38条第2項の規定により委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから報告第11号を採決いたします。 本件につきまして、承認することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) 起立全員と認めます。 よって、「報告第11号繰越明許費繰越しの報告について」は承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △報告第12号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第23、「報告第12号伊勢市水道事業会計予算の繰越しについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(森下隆生君) ただいま上程されました報告第12号伊勢市水道事業会計予算の繰越しにつきまして御説明を申し上げます。 これは、繰越額の使用に関する計画につきまして管理者から報告がありましたので、地方公営企業法第26条第3項の規定により、議会に御報告するものでございます。 なお、詳細につきましては、助役から御説明を申し上げることといたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 助役。 ◎助役(阿形次基君) それでは、報告第12号伊勢市水道事業会計予算の繰越しにつきまして補足の御説明を申し上げますので、議案書の198ページをお開きいただきたいと存じます。 これは、去る5月23日、繰越額の使用に関する計画について報告を受けました水道事業会計の建設改良費に係るものでございまして、年度内に工事等が完了しなかったものにつきまして、法の定めるところに従い、繰越計算書を作成して御報告を申し上げるものでございます。 このたびの繰り越しは、配水及び給水施設事業におけます配水本管布設がえ工事並びに付随する工事等について繰り越すものでございます。 繰り越しの理由でございますが、流域関連公共下水道事業における工事の事業認可のおくれ、施工方法の変更等により不測の日数を要したこと、また、道路管理者との占用協議のおくれ並びに交通規制等により工期が延びたことから繰り越しをいたしたものでございます。 これら繰り越しをいたしました工事等につきましては、現時点におきまして完成したものもございますが、残る工事等につきましては完成を目指し、鋭意取り組んでいるところでございます。 何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) それでは、質疑に入ります。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 報告第12号につきましては、会議規則第38条第2項の規定により委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから報告第12号を採決いたします。 本件につきまして、承認することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「報告第12号伊勢市水道事業会計予算の繰越しについて」は承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △報告第13号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第24、「報告第13号伊勢市下水道事業会計予算の繰越しについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(森下隆生君) ただいま上程されました報告第13号伊勢市下水道事業会計予算の繰越しにつきまして御説明を申し上げます。 これは、繰越額の使用に関する計画につきまして管理者から報告がありましたので、地方公営企業法第26条第3項の規定により、議会に御報告するものでございます。 なお、詳細につきましては、助役から御説明を申し上げることといたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 助役。 ◎助役(阿形次基君) それでは、報告第13号伊勢市下水道事業会計予算の繰越しにつきまして補足の御説明を申し上げますので、議案書の200ページをお開きいただきたいと存じます。 これは、去る5月23日、繰越額の使用に関する計画について報告を受けました下水道事業会計の建設改良費に係るものでございまして、年度内に工事等が完了しなかったものにつきまして、法の定めるところに従い、繰越計算書を作成して御報告を申し上げるものでございます。 このたびの繰り越しは、汚水施設整備事業、雨水管渠布設事業、ポンプ場築造事業等の工事等について繰り越すものでございます。 繰り越しの理由でございますが、事業認可のおくれ、国との協議、施工方法の変更等、用地買収、下水管埋設位置の選定等について不測の日数を要したこと等により、やむなく繰り越しをいたしたものでございます。 これら繰り越しをいたしました工事等につきましては、現時点におきまして完成したものもございますが、残る工事等につきましては完成を目指し、鋭意取り組んでいるところでございます。 何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 質疑に入ります。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 報告第13号につきましては、会議規則第38条第2項の規定により委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから報告第13号を採決いたします。 本件につきまして、承認することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「報告第13号伊勢市下水道事業会計予算の繰越しについて」は承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △報告第14号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第25、「報告第14号伊勢市土地開発公社の決算について」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(森下隆生君) ただいま上程されました報告第14号伊勢市土地開発公社の決算につきまして御説明申し上げます。 これは、地方自治法第243条の3第2項の規定により、伊勢市土地開発公社の平成17年度決算に関する書類を作成しましたので、議会に御報告するものでございます。 なお、詳細につきましては、助役から御説明申し上げることといたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 助役。 ◎助役(阿形次基君) それでは、報告第14号伊勢市土地開発公社の決算につきまして補足の御説明を申し上げますので、資料の1ページをお開きいただきたいと存じます。 まず、1の公有地取得事業用地の取得でございますが、これは、市からの依頼により事業用地を取得したもので、事業件数で6件、面積で5,110.27平方メートル、取得総額は2億5,979万4,807円でございます。 その内訳でございますが、日赤神田線道路改良事業用地の取得は大世古4丁目地内ほか、面積は626.41平方メートル、取得金額は5,702万6,865円でございます。次に、準用河川桧尻川改修事業用地の取得は一之木5丁目地内、面積は8.23平方メートル、取得金額は115万2,200円でございます。次の保育所建設事業用地の取得は常磐2丁目地内、面積は2,255.94平方メートル、取得金額は1億2,407万6,700円でございます。次の八日市場高向線外1線整備事業用地の取得は御薗町地内、面積は522.65平方メートル、取得金額は5,226万5,000円でございます。次の準用河川船江山川河川改良事業用地の取得は勢田町地内、面積は8.16平方メートル、取得金額は57万5,280円でございます。次の一級河川宮川改修(宮川右岸緊急対策)事業代替用地の取得は辻久留3丁目地内、1,688.88平方メートル、取得金額は2,469万8,762円でございます。 次に、造成でございますが、保育所建設事業用地の既存倉庫解体撤去工事で1,365万円でございます。 次に、補償でございますが、これは、用地取得に係る建物補償、工作物等に対する補償でございまして、総額で1億164万7,512円でございます。 内訳といたしましては、日赤神田線道路改良事業用地の建物補償等ほか2事業に係るもので、金額はそれぞれ記載のとおりでございます。 次に、測量試験費につきましては、件数で5件、総額145万5,121円でございますが、これは用地取得に要した測量・登記手数料でございます。 次に、諸経費の10万円は、工業団地整備事業用地の除草業務委託等に要した経費でございます。 以上、事業費の合計といたしましては3億7,664万7,440円でございます。 次に、処分でございますが、これは日赤神田線道路改良事業用地ほか4件の事業用地を市等に処分をいたしたもので、内訳は記載のとおりでございまして、全体では、面積で3,042.72平方メートル、処分総額は2億6,436万8,325円でございます。 次に、3ページから4ページに、会議記録と処理事項を記載させていただいております。 次に、5ページをお願いいたします。 平成17年度決算報告書につきまして御説明を申し上げます。 収益的収入及び支出でございますが、まず、収入では、款1事業収益、項1公有地取得事業収益、目1公有用地売却収益の決算額2億6,436万8,325円は、先ほど事業報告で処分として御説明申し上げました公有地の売却収益でございます。また、項2あっせん等事業収益、目1あっせん等事業収益の決算額2,300万円は、市からの依頼によります用地取得のあっせん業務委託に係ります事務費でございまして、事業収益の計は2億8,736万8,325円でございます。 次の款2事業外収益は、項1受取利息と項2雑収益とを合わせまして、決算額は296万5,125円でございます。 以上、収入合計は、予算額2億9,041万9,000円に対し、決算額は2億9,033万3,450円で8万5,550円の収入減となったものでございます。 次に、支出でございますが、款1事業原価、項1公有地取得事業原価、目1公有用地売却原価の決算額2億5,674万4,709円は、売却処分をいたしました用地の原価でございます。 次に、款2販売費及び一般管理費の項1事業管理費、目1経費並びに項2一般管理費、目1人件費及び目2経費の決算額は2,942万5,782円で、これは、事業管理に要した経費でございまして、15ページに明細を記載いたしておりますので、後ほど御高覧をいただきたいと存じます。 次に、款3事業外費用の項1支払消費税、目1支払消費税の決算額179万3,600円は、平成16年度事業実績に係る費用でございます。 以上の結果、支出合計は、予算額2億8,809万9,000円に対し、決算額2億8,796万4,091円となり、13万4,909円の減となったものでございます。 次に、6ページをお願いいたします。 資本的収入及び支出でございますが、まず、収入の部の款1資本的収入、項1借入金、目1借入金の決算額3億9,559万7,000円は、それぞれの用地の取得、補償費等に要します資金を伊勢市から借り入れしたものでございます。 次に、支出でございますが、款1資本的支出の項1公有地取得事業費につきましては、先ほど事業報告の中で御説明申し上げました用地の取得に要した費用で、土地取得費、土地造成費、補償費、測量試験費、諸経費を合わせまして4億2,287万1,440円となるものでございます。 なお、補償費1億4,787万1,512円につきましては、事業報告で御説明申し上げました補償費1億164万7,512円に日赤神田線道路改良事業用地及び八日市場高向線外1線整備事業用地の取得に伴います建物等の撤去が年度内に完了できなかったことから、平成15年度、平成16年度に支払いの前渡金3,851万2,000円をマイナスし、また、平成17年度に補償費の支払いをし、建物等の撤去が完了できなかったことによりまして、平成17年度前渡金処理をいたしました3件分8,473万6,000円をプラスしたものでございます。 次に、項2借入金償還金、目1借入金償還金の決算額1億6,861万2,000円は、伊勢市の土地開発基金からの借入金を償還したものでございます。 次の項3事業外支出、目1支払利子の決算額72万2,426円は、借入金に対する支払利子でございます。 この結果、資本的支出の決算額は5億9,220万5,866円となり、予算額5億9,356万4,000円に対し135万8,134円の執行残となったものでございます。これは、造成費の減によるものでございます。 以上の結果、資本的収支におきまして1億9,660万8,866円の資金不足を生じましたが、これは損益勘定留保資金で補てんをさせていただいております。 続きまして、7ページをお願いいたします。 損益計算書でございますが、ただいま決算報告書で御説明申し上げました平成17年度中の収益及び経費をそれぞれ記載いたしております。この結果、当期におきまして236万9,359円の純利益となったものでございます。 次に、8ページをお願いいたします。 貸借対照表でございますが、これは当年度末における事業の財産状態を総括的にあらわしております。当期純利益となったことによりまして、これにつきましては、法の定めるところによりまして繰越準備金に充てることといたしております。このことから、前期繰越準備金1億5,376万9,411円に当期純利益236万9,359円をプラスいたしまして、次期繰越準備金は1億5,613万8,770円となるものでございます。 なお、9ページ以降に、事業収益明細表、事業原価明細表、公有地明細表等をそれぞれ添付いたしておりますので、御高覧賜りたいと存じます。 また、本決算につきましては、去る5月11日、監査をお願いし、その監査結果を末尾に添付をさせていただいております。 何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 質疑に入ります。御発言はありませんか。 8番、長田議員。登壇してください。 ◆8番(長田朗君) 土地開発公社につきまして、1点お尋ねしたいと思います。 公社所有の土地のうち、既に5年以上経過した土地を「塩漬け土地」と言うそうですけれども、当市におきまして、この「塩漬け土地」がどれほどあるのかというのを、全体の面積での比率と金額での比率をお教えいただきたい。また、その部分についての今後の活用とか考え方等ありましたら、御説明いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(中村豊治君) 助役。 ◎助役(阿形次基君) ただいまの御質問にお答えいたしたいと思います。 一応、10ページの公有地明細表も参考にしていただければ幸いかと存じますが、全体の面積は10万8,878.58平方メートルございまして、そのうち、長田議員の御指摘の5年以上持っておるものが10万3,199.49平方メートルで、比率といたしましては94.8%となるものでございます。 また、金額にいたしまして、11ページの一番右側の期末残高のところに記載をしておりますので、参考にしていただきたいと思いますが、総額で14億6,959万5,160円でございまして、この内訳は、5年以上が9億7,289万961円となっておりまして、およそ3分の2の66.2%を占めております。そういう状況でございます。 それで、特に一番大きな面積といいますか、5年以上の中で抱えておりますが、10ページの4段目に、一之木5丁目用地と書いてありますが、これと、それから10ページの一番下の工業団地整備事業用地として上げさせていただいております2件、一之木と神薗で98%を占めておるのが実情でございます。 それで、今後どうするのかと、こういう御指摘かと思いますが、現在、市有地も現況調査をさせていただいて、把握しておる途中でございますが、これと相合わせまして、開発公社も先行取得という役割はありますけれども、どうしても代替用地として必要なところ、それから行政目的のしっかりしたもの、それから企業誘致等活性化といいますか、そういうものの施策に使えるもの、そういったものと、もう一つは、やはり市有地と同じように遊休地と申しますか、未活用地と申しますか、そういうところが問題となろうかと思いますので、市有地とあわせて今後検討させていただきたいと、こういうふうに考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(中村豊治君) 8番、長田議員。 ◆8番(長田朗君) 御答弁ありがとうございます。 率だけ見ますと、5年以上経過している「塩漬け土地」というのが94.8%ということになりますと、大変高い率で、いろいろな他市町村とか見て、類を見ないぐらいの高い値やないかと思うんです。 ただ、今、助役から説明いただきましたように、そのうちの大半が神薗の工業団地であるということで、依然として事業として成立しているということからすれば、いわゆる「塩漬け土地」ということで、もう事業をしないと、公社が先行取得したけれども、市がそれを買い上げる予定がないというふうなものではないという御説明だったので、ある程度安心はさせていただいたということで、ただ、今後の考え方という部分で、その公社につきましては、もちろん土地の値段がどんどん上がっている時代は、これは本当に議会でいろいろ議論しているうちに土地の値段が上がってきたと、そういう時代も確かにあって、その土地開発公社自体の存在意義というのがしっかりと確立されていた時代もあったかと思うんです。 ところが、こういうふうに土地がむしろ下がる傾向にあるところでは、先行取得することがどうなのかとかいった問題もあるし、それから利息についても1,700万ほどかかっているというデータもありまして、また、公社のプロパーの職員4人見えるということなんですけれども、これからどうかわからんですけれども、その人件費がもろもろ2,860万かかっているとか、いろんなことからすると、ひょっとするともう既に役割が終わっているんではないのかというふうにも感じてならないんです。 その部分について、公社のあり方として、今いろんな地区で、地方公共団体で議論もされていると思いますけれども、当市におきましても、今後の公社のあり方についてお考えがありましたら、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中村豊治君) 助役。 ◎助役(阿形次基君) ただいまの御指摘はもっともだとは思いますけれども、当市の場合は比較的、公有地拡大法(公有地の拡大の推進に関する法律)で特別法上で定められた開発公社、以前は民法上の開発公社も出たんですが、当市の場合は特別法上の開発公社ということで、公拡法に基づく用地の先行取得ということで、いろいろ利用させていただいております。 ただいま残っておりますのは、どちらかと申しますと、政策的に求めた土地が大半でございまして、普通でいきますと河川とか道路とか学校用地とか、そういうのを先行取得して、その行政目的のはっきりした事業目的に従いまして買い戻すということで、ほとんど買い戻しが済んでおりますので、どうしても5年未満の用地の保有率が少ないという結果で、どうしても5年以上の比率が高くなってくるという面もあるわけですけれども、現に土地開発公社としては、そういう役目も持っておりますので、厳正に運用しながら対応していきたいと、こういうふうに考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(中村豊治君) よろしいですか。 他にございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 他にないようでありますので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 報告第14号につきましては、会議規則第38条第2項の規定により委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。御発言はございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから報告第14号を採決いたします。 本件につきまして、承認することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「報告第14号伊勢市土地開発公社の決算について」は承認することに決定いたしました。 会議の途中でありますが、10分間休憩をいたします。 △休憩 午後1時55分 △再開 午後2時05分 ○議長(中村豊治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △報告第15号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第26、「報告第15号伊勢市行財政改革大綱について」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(森下隆生君) ただいま上程されました報告第15号伊勢市行財政改革大綱につきまして御説明申し上げます。 これは、新市建設計画にも掲げられており、重要課題として位置づけております行財政改革を推進するため、その基本理念を定めた大綱を策定いたしましたので、議会に御報告するものでございます。 大綱の策定に当たりましては、原案を作成する中で伊勢市行政改革推進委員会から御意見をいただき、また、職員からも広く意見を求めるなどして鋭意検討を行ってまいりました。 今回の大綱におきましては、地域経営を行財政改革の基本理念として、地域間競争に生き残れる自立した持続可能な自治体を目指し、行財政改革に取り組むことといたしております。 なお、詳細につきましては、助役から御説明申し上げることといたしておりますので、御了承の上、何とぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 助役。 ◎助役(阿形次基君) それでは、報告第15号伊勢市行財政改革大綱につきまして補足の説明を申し上げます。 この伊勢市行財政改革大綱は、本市行財政改革の理念を定めたものでございまして、「はじめに」に続いて、一つ、「地域経営を基本理念とした行財政改革」、一つ、「行財政改革のあり方」、一つ、「大綱の性格」、一つ、「進行管理」、それに「おわりに」の6つで構成されています。 まず、「はじめに」では、行財政改革の背景や必要性と行財政改革に対する強い取り組み姿勢を記載しております。 恐れ入りますが、伊勢市行財政改革大綱の1ページをお開きいただきたいと存じます。 「1地域経営を基本理念とした行財政改革」では、高度化・多様化する市民ニーズに市役所のみで対応することは、質的にも量的にも困難となっていることから、これからは、市役所を初め地域における企業、NPO、コミュニティーなど多様な主体が役割分担・連携しながら、公共サービスの提供を初め、地域全体の高揚を高めていく地域経営の考え方が重要としております。 その中で、市役所は地域経営の核として、それぞれの主体を調整していく役割を担うものとし、その役割を十分発揮するために、行財政基盤を充実・強化し、時代の変化への対応が可能なよう自己革新し続ける組織体となることが必要であり、こうした理念に沿って行財政改革を推進することとしております。 次に、2ページをお願いいたします。 「2行財政改革のあり方」では、1つ、「人材力・組織力主義」、2つ、「現場主義」、3つ、「成果・個性重視」、4つ、「戦略志向・市場原理」、5つ、「市民志向」の5つの考えを本市行財政改革の基本と位置づけ改革を推進するとしております。 そして、具体的な取り組みにつきましては、自立という言葉をキーワードにいたしまして、財政的な自立、組織としての自立、自立した地域を目指すものとし、それぞれ個別方針を掲げて取り組むこととしております。 次に、3ページをお願いいたします。 「財政健全化~財政的な「自立」~」では、歳入の一層の確保、歳出の可能な限りの削減、債務の整理、財産の効率的・効果的運用の4つの個別方針を掲げております。 次に、「市役所改革~組織としての「自立」~」では、効率的な組織への見直し、意識・能力の高い職員の育成、改善風土の定着の3つの個別方針を掲げております。 次に、4ページをお願いいたします。 「市民力活性化~「自立」した地域~」では、行政情報の提供と住民との共有、市民とともに考え行動すること、市民活動の自立支援の3つの個別方針を掲げております。 次に、5ページをお願いいたします。 「3大綱の性格」でございますが、政策、財政、行革が一体となった取り組みを行おうとするものでございます。また、大綱の実施期間は、平成18年度から21年度までの4カ年といたしております。 次に、6ページをお願いいたします。 「4進行管理」では、大綱に基づき実施計画を策定し、進行管理をしながら改革を推進することとしております。実施計画は期限を設定し、可能な限り目標を数値化するなどわかりやすいものにします。そして進捗状況は、行政改革推進委員会、議会に御報告するとともに、市民の皆様に公表し、意見や提言を得て追加・修正を行い、適正な進行管理を行うこととしております。 次に、「5おわりに」では、行財政改革は今の市役所の姿を時代に最適な姿へ導くものであり、絶え間ない改革が必要であるとしています。 以上、伊勢市行財政改革大綱につきまして補足の御説明をさせていただきました。何とぞよろしく御了承賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 質疑に入ります。御発言はありませんか。 9番、黒木議員。 ◆9番(黒木騎代春君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、ただいま提案されております伊勢市の行財政改革大綱について質疑をさせていただきます。 まず、前提となることについて述べさせていただきます。 昨年3月、国はこの間のみずからのむだ遣いや、あるいは一方的な交付税削減を何ら反省することもなく、新たに、地方公共団体における行政改革の推進のための新たな指針を発表し、地方公共団体に行政改革大綱の見直しと集中改革プランの公表を指示しただけではなく、さらにその進捗状態についても国が点検するシステムを盛り込むなど、地方分権とは名ばかりで、国による地方統制を押しつけてきております。 このような流れの中、今回の行財政改革大綱が出されているのだと私は考えておりますが、この国の押しつけと言えるようなやり方にどういう態度をとるのか、地方公共団体の首長の姿勢が問われる試金石とも言えるものとなっていると思っております。 また、国の新指針では、行政みずからが担う役割を重点化していくとしていますが、その重点化の方向は、新しい公共空間を形成するための戦略本部としての機能に特化せよというものであります。これまでのアウトソーシングと言えば、公・民のコスト比較が中心で、どちらが安く上がるかということに民間委託の論拠を求めてきましたが、安上がりだからという効率性の発想で、民間委託、民営化を迫ってきたわけであります。 しかし、新指針の考え方は、戦略本部以外の機能は全部アウトソーシングの対象になるというものだと思っております。民間委託、民営化はやむを得ない措置などではなく、積極的に推進すべき至上命題となってきています。ここには、市民の意思や市民が何を選択するかということは、入り込む余地がありません。 市長は、所信表明の中で、新しい公共空間という言葉で表現されましたが、公共のあり方は、担い手が多様になることだけでは説明ができないと思います。公共という考え方は、人権保障に支えられていると言われておりますが、民間開放を無原則的に進めると、住民の福祉の増進を図ることを基本とする自治体の役割が縮小しかねません。人権保障の施策さえも市場原理にゆだねることを、新自由主義政策を進める当事者が表明していることを決して過小評価するわけにはいかないのです。 また、市長が言われる多元的な主体により担われる新しい公共空間という言い方をしておりますけれども、そういうふうに言いましても、公共サービスの担い手を民間開放や、あるいは指定管理者制度を中心に広げていくと、全く逆の現象が広がることになるんではないでしょうか。そこでは参画や協働が生きる事業そのものが縮小・廃止していくからです。結局、政府が進める民間開放と協働が広がることとは別の問題ではないかというふうに思います。 自助努力を基調にする市場原理のもとでは、逆に所得の再配分機能をさらに弱体化させて、生活格差を拡大し、固定化してしまう危険性が危惧されます。この間の市町村合併を挟んだ経緯を踏まえながら、この行財政改革大綱を見て、市民も市の職員も一体この先に何が見えてくるのでしょうか、どんな未来を描くことができるのかという思いがしております。 この間、合併に至る調整によって、乳幼児医療費支給助成事業、あるいは心身障害者医療費の支給助成事業、あるいは65歳以上心身障害者医療支給助成事業、ひとり親家庭等医療費支給助成事業などは、それまでのおのおのの自治体によっては所得制限なしであったため、受けられたサービスが、現在は所得制限が導入されて、切り捨てられる結果となっております。 また、合併後に国民健康保険料、介護保険料の負担増がなされています。結局、発言力の弱い立場の市民がイの一番に切り捨てられる結果となっているのではないか。最近、合併したことに対する戸惑いと今後の心配の声を多く聞きます。このようなことを前提に、今回の行革大綱の内容について、幾つか具体的にお伺いしたいと思います。 大綱の「はじめに」のところでは、市民ニーズも高度化、多様化するなどとありますけれども、今回の行財政改革大綱は、これら高度化、多様化するニーズにこたえられるような伊勢市になっていくために提案されていると考えていいのかどうか、その辺をお伺いします。 2つ目は、国の施策として、これまでの中央集権型から地方に権限と責任は移譲され、自己決定、自己責任による自治体運営が求められていると書かれてありますけれども、5月26日付で、三重県自治体代表者会議、三重県地方分権推進連盟が、県下の各首長と議会議長連名によって出されました「今後の地方分権改革についての緊急提言」の中では、次のように書かれております。 それは、現在政府で議論されている改革の内容は、国の財政再建のために地方財政を犠牲にし、国の関与を残したまま、地方の自主性と自立性を損ねる極端な格差を地方自治に持ち込むものであり、本来の理念とは大きくかけ離れていると言わざるを得ない、このように指摘しているのです。大綱の文章では、現在行われている地方分権について、そうではなくて、国の言い分を肯定的で是とした立場で表現されているように見えるわけですが、これでは整合性がないばかりではなく、今日の財政運営の困難性の真の原因を覆い隠し、市民をミスリードすることになるのではないか。この点でどのように考えてみえるのか、お聞かせください。 3つ目は、次に大綱の中でこういうふうに、合併はしたものの、今後も伊勢市における少子高齢化は全国平均と比べても高い水準で推移していく、ですから、なお厳しい財政状況が続くことが予想され、財政事情が改善されなければ、市民サービスの水準の維持は困難となるとされておりますけれども、これらの事情や理由は、既に合併の必要性を唱える理由とされていたものであり、今さらこのような主張をするのは居直りであり、責任転嫁ではないかと思いますが、どのように考えてみえるのか、お伺いをいたします。 4番目に、解決すべき課題が大きなものであるため、市民の皆様に少なからず我慢や負担をお願いすることにもなるとされていますけれども、どのような我慢や負担をいうのか、その辺をお聞かせいただきたい。 5点目は、究極の行政改革と表現する合併を経ても、さらなる我慢や負担を市民に強いて、このまちに住んでよかったなどと評価してもらえるのかどうか、どのように考えてみえるのか教えてください。 6番目は、今後の具体化に当たって、市民の声をどのようにくみ上げようとされているのか、お考えをお聞かせください。 以上6点についてお伺いをいたしました。市民が大綱について判断するためにも、わかりやすくお答えをいただきますようお願いします。 なお、御答弁により、自席からの再質問をさせていただくことを申し上げまして、この場からの質問といたします。 ○議長(中村豊治君) 総合政策推進部長。登壇してください。 ◎総合政策推進部長(松下裕君) 今、6点にわたりまして御質問いただきましたので、順次お答えをさせていただきたいと存じます。 まず初めに、市民ニーズも高度化、多様化するなど云々のところがございましたけれども、これにつきましては、例えば介護とか、あるいは子育て、こういったことが現在問題になっておりますけれども、少子高齢化といったものは全国一律ではございませんでして、やはり地域の実情に応じたサービスが求められるといったことが言えるかと存じます。そういった各地域に応じたきめ細やかなサービスが必要だと、そういうふうなことで理解をさせていただいております。 それから、2つ目のところでございますけれども、5月26日の今後の地方分権改革云々ということでおっしゃられたわけでございますけれども、確かに、先般出ました2006年度の骨太の方針の中でも、地域格差というものがちょっと広がっておる、それに対する手だてが今度必要ではないかというような論説も出ておったわけでございますけれども、現在、国のやり方について、地方六団体でも7つの提言とかいろんなことを言っております。 こういった地方の考えといいますか、これから国と同じ土俵で意見を交換していくということも7つの提言の中には入れてございますので、国の政策をそのまま丸々地方へ受け入れるということじゃなしに、地方としての言い分があれば、地方六団体等を通じて、申し上げていくというふうに理解をしております。 それから、3番目のところでございますけれども、合併の必要性云々ということがございました。合併につきましては、ある意味、自治体そのものが統合されるということから、究極の行革というふうに言われておるわけでございます。例えば、スケールメリットを生かして、議員の皆様方、あるいは三役等の報酬の削減、あるいは管理部門、総務部門の整理などといった効率化を図るという意味が一方でございまして、片や一方では、新たなまちづくりの契機だというふうに考えております。 ただ、その合併をいたしましたわけでございますけれども、合併当時から見ますと、さらに少子高齢化とかが進展しておりまして、例えば内容で申し上げますと、まず、義務的経費の中で人件費につきましては、先ほど申し上げましたように、スケールメリットの中から議員の皆様方や職員数の減によりまして、あるいは人勧の影響によりまして人件費は下がっているという傾向にございます。それで公債費、いわゆる借金の返済につきましては、現在横ばいの状態で、やや減少ぎみで推移しておるわけでございますけれども、扶助費につきましては、依然として右肩上がりで進んでおります。こういったことから、かなり財政的な部分に、財政悪化の要因の一つにもなってきておるということが言えるかと思います。 それから、市民の皆様に少なからず我慢や負担をお願いすることにもなる云々というのがございますけれども、これはある意味、これまで右肩上がりの経済状況の中で、行政というものがかなりの分野の仕事を抱き込んできたということが言えるかと思うんです。その仕事の中には、自助、あるいは共助でやっていただかないかん部分もあったんではないかなと理解をしておりますので、これからそういった業務につきまして、行政が余りにも抱え込んでしまいました仕事につきまして、市民の皆様方に徐々にお返しをしていく、そういうことも必要ではないかなという意味合いで、ここに、市民の皆様に少なからず我慢や負担をお願いすることになる云々というふうに記述をさせていただいたわけでございます。 それから、市民の声の部分でございますけれども、これにつきましては、まず行革につきましては、行政改革推進委員会の御意見をいただきながら、この大綱をまとめてきたわけでございますけれども、今後これから総合計画を策定していく中で、市民まちづくり会議とか、あるいは分科会などに、かなりたくさんの市民の方にお入りいただく予定でおります。そこで市民の方の御意見をいただきたいと、このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(中村豊治君) 9番、黒木議員。 ◆9番(黒木騎代春君) それでは、御答弁いただきましたが、再度お伺いいたします。 今お答えいただいた内容は、基本的には今度出されておりますこの大綱の考え方、それに沿ったお答えだと思います。その中では、1番目にお伺いしましたその市民のニーズ、高度化、多様化というのは、別に新たなことではなしに、合併に際して、これからこういうことが必要になってくるというような議論の中で十分言われていたことで、特別大して今まで以上に高度なというような、そういうことというふうにはとてもとれませんでした。この点については答弁よろしいですけれども。 それから、2番目ですけれども、7つの提言などでそれなりに必要な反撃はしておるということなんですけれども、私は、肝心なのは、お伺いしたのは、この文面が、そういうものを言わないかんような、そういう問題点も含んでいる国のやり方に対して是とした立場で流されてはいないのかと。こういう大綱が市民にいくと、市も今の国のやり方の延長線上、それに対して余り否定的な見方ではない、是とした立場で考えている、要するに、これまでの中央集権型から地方に権限と責任は移譲され、自己決定、自己責任ができるというふうな流れで書かれておりますけれども、実際はそうではないということを、この前、野呂知事を先頭にして強烈な表現で言ってみえたわけです。 ある市長は、竹中さんという大臣は「鬼の平蔵」ではないかというような言い方もされたやに私は聞きました。これについては、再度この文書の中での表現、これは別にこれでええんだと、そういう意味合いも含んでいるんだということでええのかどうなのか、お伺いいたします。 それから、3点目としては、合併はしたものの、今後もいろんな問題があるということ、合併したから人件費は下がっている、公債費も下がっているということで、合併したメリットというふうに言われているんかなとは思いますけれども、究極という言い方はこれ以上ないという表現やと思うんですよ、私、言葉じりではないけれども、その合併をいかに、何が何でもするために、そういう表現を安易に使ってきたんではないかというふうに私は思いますけどね。言葉を正確に使えばそういうことではないか。そういう点では、ちょっと訂正をする必要があるというんだったら、そういうふうに言うてもらわないかんというふうに思います。それについてどうか、お考えを聞かせてください。 それから、4点目としては、解決するべき課題が余りにも大きなものであるために、我慢や負担をお願いするかわかりませんといって、この文書の中にはありますけれども、その具体的な考え方としては、今まで余りにも市が抱え込んできた仕事、これを市民の皆さんにお返しするということがその内容なんだ。表現は非常にやわらかい、当たりさわりのない表現ですけれども、結局は市が手を抜くということになりはしませんか。その辺、どうなのか。 言い方は非常にソフトですけれども、今までやっていたことを、今まで行革の委員会の議事録なんかを見ますと、市に言えば何でもやってくれるものだと市民は勘違いして、それを受けて市がやってきたから、市のいろんな機構がどんどん肥大化してきたというような、そんなような議論もあったやにお見受けしますけれども、それの意味がこういうことなんかというふうに、これでは余りにも市民の願いと違うんではないかと思います。 それから、市民の声をこれから行財政改革、私も市民が主人公になるという方向での行革や行財政改革については一切否定しておりません。そういう意味で、いろんな工夫で市民の声を吸収していただきたいと思いますが、その辺については要望させていただいておきます。(「黒木さん、長なってきたんな、なあ」「共産党の票が減るぞ」などと呼ぶ者あり) それから、もう一つ、これは三重県が発行しました市町村合併ですけれども、ここには、ちゃんと合併について、生活が便利になります、それから行政サービスが向上します、こういうふうにきちっと書いてあるんです。これは、市長さんが県議会議員として活躍されてみえたときの県が発行された発行物ですけれども、こういうふうに書いてあることと、先ほど言われた、これからこの行革、行財政改革大綱の中でやろうとしている方向とは大きく違うんではないかと私は思いますけども、その辺のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中村豊治君) 総合政策推進部長。 ◎総合政策推進部長(松下裕君) 今、何点かお尋ねをいただきました。 まず1点目は、答弁は要らないということでございますので、2点目の大綱の文面のことでございます。 これは、先ほど申しましたとおりでございますけれども、文面上に出ておりますのは、あくまでも現状分析でございまして、制度の話をここへ記載をさせていただいたわけでございます。私どもといたしましても、今後また新しく始まります第2期の改革、三位一体改革についても十分注視をしていきたいと思っております。特に地方交付税の調整機能あたり云々については見守っていきたいと思っております。文面上は、あくまでも制度の話を記載させていただいたということで御理解をいただきたいと思っております。 それから、合併のメリットのところでございます。3点目でございますけれども、究極のということで、今お話があったわけでございますけれども、確かにこの合併につきましては、大きなスケールメリットというのが出ておると思います。これは人件費等を見ていただいたらおわかりかと存じます。ただ、合併がなったから、これですべて財政がうまくいくんだということではなしに、やはりこの機会に足腰の強い自治体をつくっていく、財政を健全化していくという時期ではないかなと理解させていただいております。 それから、4番目の市民の皆様にお返しする、これは行政が手を抜くことにならんのかというお話でございますけれども、今求められております地方分権の中で、やはり基本的には新市建設計画の中にもございますけれども、市民が自分たちのまちを自分たちの考えでつくっていくんだというようなことも言われております。いわゆる市民自治の部分がここに出ておるかと思うわけでございますけれども、行政が手を抜くということじゃなしに、市民の皆さんも一緒になって自己決定、自己責任、この地域をどういうふうに、これからどういうまちをつくっていくんだということをお決めいただく、あるいは実行いただくと、こういう意味合いで書かせていただいてございます。 それから、市民の声のことにつきましては、現在、例えば行政改革推進委員会にいたしましても公開をさせていただいておりますし、その議事録の概要についてもホームページ等で公開をさせていただいております。それから、物によりましては、現在、パブリックコメント制度というようなこともございますので、なるべくそういった制度を利用しながら、市民の皆様のお声を聞かせていただきたいと存じますし、先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、次期総合計画を策定するに当たりましては、先般お話をさせていただきましたように、市民の皆様の声を大幅に取り入れるということで、市民まちづくり委員会、あるいはそれに伴います各分科会をつくらせていただきまして、その中で、数多くの市民の方にお入りいただきまして、お声を拝聴するということで考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ○議長(中村豊治君) 市長。 ◎市長(森下隆生君) それでは、私から補足で少し触れさせていただきたいと思います。 まず、地方六団体におきますこの前の県知事が集められた決起大会のときからの我々の意見のまとめ方といいますか、中身の話なんですけれども、私どもは、地方主権を求めてきた、地方分権を求めてきた考え方については何ら変わるものではございませんで、その姿勢は地方としては揺るがさない。 さりとて、今進められております財源保障、地方のそういった税源の保障については、今の竹中さんのやり方では全く地方はついていけないということで、そういうようなことを強く申し上げさせていただくということで、先ほど御紹介がありましたけれども、一部の首長さんが「鬼の平蔵」と言われたのは、そういうところでして、権限そのものは、仕組みそのものは、私たちが求めている方向に向かっているとはいうものの、財源のところで、もっともっと地域の事情に合った形での対応をしないと、我々の思いが届かないということから、そういう意見をまとめさせていただいたと、そういうところでございます。 それから、その合併が究極の行革であるという話なんですが、いま少し部長からも答弁をいたしましたけれども、形の上では、私、合併はそれで一応形は整ったと思うんですよ。ですけども、それからこの中身をどうやって合併した効果が出るような形でつくり上げるかというところにはまだまだ至っていないし、これからが大きな勝負だと思っています。それで、形は整えていただきましたけれども、その中身が整理できて、力強く進むような体制ができて、初めて我々が進めていかなければならない持続可能な地域経営が可能になっていく。 そのためには、これからまだまだ厳しい中の議論を議会の皆さんともいろいろやらせていただく中で、中身の充実を図らなければならない、そんなふうに考えておりますので、今回提案させていただいております行政改革大綱でありますけれども、これから実施計画を定めさせていただいてまいります。その段階で、ぜひ議会の皆さんともいろんな議論をさせていただいて、これから出発をしていかなければならない大変厳しい基礎自治体の経営でありますけれども、ぜひいろんな御示唆をいただきながら進めさせていただきたい、そのように考えておりますので、どうぞ御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(中村豊治君) 黒木議員に申し上げます。今までの発言内容につきましては、質疑の範囲を超えておりますので、まとめて最後の発言にしてください。 9番、黒木議員。 ◆9番(黒木騎代春君) お答えをいただきましたので、それでは、最後にまとめて発言をさせていただきます。 今、お答えをいただいた範囲内では、この大綱、大綱と言います以上、骨の骨、これの上に、これからの伊勢市の行財政改革が組まれていくということになると思いますので、それで私は非常にこだわらせていただいておりますけれども、この大綱に基づいて市民がどこへ行くのかという点は、私たちは非常に不安が残るというふうなことを申し上げさせていただきまして、質問を終わらせていただきます。 ○議長(中村豊治君) 他にございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 報告第15号につきましては、会議規則第38条第2項の規定により委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。御発言はありませんか。 9番、黒木議員。 ◆9番(黒木騎代春君) それでは、議長に許可をいただきましたので、ただいま提案されております行財政改革大綱について反対の立場から討論をさせていただきます。 市民が行革を求める根拠は、高級官僚の特権、天下り、一部公務員の不祥事、膨大な公共事業の今までのむだ遣いなど、一般市民は生きていくのにすれすれで必死なのに、この税金の使い方では何なんだという思いがあると思います。 また、世を挙げて小さな政府論を唱えています。しかし、現在の日本は本当に巨大に膨れ上がった政府なのでしょうか。昨年7月の竹中大臣のもとで作成された経済白書でも、小さな政府であることを否定しておりません。国の三位一体改革の名のもとに、税源移譲をあいまいにしたまま、地方交付税の大幅削減と補助金・負担金・交付金の削減が進められ、地方財政の危機を一層深刻にしています。 また、国が財政危機を理由にして、構造改革と称して医療・介護・子育てなど社会保障を切り捨てようとしているもとで、国と同じようにサービスの切り捨てと住民負担増を市民に転嫁すべきではありません。国の責任を求めるとともに、地方自治体独自に市民の医療・福祉・教育などを守る施策に努力すべきであると思います。大綱には、その姿勢は酌み取れません。 選択と集中、民間手法の導入、行政運営の効率化など、公的サービスを投げ捨てて民営化や民間委託をすることと市民サービス向上の関係が明らかではないと思います。この大綱につき従って市民はどこへ連れていかれるのか、明らかになっていないと思います。そういう意味で、私は今回の大綱に反対の立場を表明いたしまして、討論とさせていただきます。 ○議長(中村豊治君) 他にございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 他にないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから報告第15号を採決いたします。 本件につきまして、承認することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立多数と認めます。 よって、「報告第15号伊勢市行財政改革大綱について」は承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △平成18年請願第2号外1件一括上程、報告、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 審議の都合により、日程第27、平成18年請願第2号及び日程第28、平成18年請願第3号の2件を一括議題といたします。 本件につきましては、去る6月26日の本会議におきまして産業建設委員会に審査付託となっておるものであります。この際、委員会から審査結果の報告を願うことにいたします。 28番、宿議員。 ◆28番(宿典泰君) 御報告申し上げます。 ただいま上程されました「請願第2号出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願」「請願第3号出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願」、この請願の2議案は、7月5日開会の委員会におきまして、慎重なる審査の結果、請願人の願意を妥当と認め、全会一致をもって原案どおり可決すべしと決定をいたしましたので、御報告を申し上げます。 本会議におかれましてもよろしく御決定くださいますようお願いを申し上げます。 ○議長(中村豊治君) ただいまの報告に対しまして御発言はございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で質疑を終わります。 続いて、討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告はありません。討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 討論なしと認めます。 以上で討論を終わります。 ただいまから平成18年請願第2号外1件一括を採決いたします。 本件につきまして、産業建設委員会報告のとおり採択することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「平成18年請願第2号出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願」「平成18年請願第3号出資法の上限金利の引き下げ等、「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める請願」、以上2件は、いずれも採択することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程の追加について ○議長(中村豊治君) お諮りいたします。 ただいま平成18年請願第2号及び平成18年請願第3号が採択されたことにより、意見書提出の必要が生じましたので、「「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める意見書の提出について」、本日の日程に追加し、日程順序を変更して直ちに議題といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 議案を配付いたさせます。          〔議案の配付〕--------------------------------------- △発議第4号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) それでは、日程第29、「発議第4号「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める意見書の提出について」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 提案者の説明を求めます。 33番、中山議員。 ◆33番(中山裕司君) ただいま上程されました発議第4号につきまして提案理由の説明を申し上げます。 今日、破産申し立て件数は高水準にあり、これは返済困難に陥った多重債務者などが主で、この多重債務者を生み出す要因の一つに高金利が上げられます。現在の公定歩合、銀行の貸出約定平均金利を見ると、超低金利であるにもかかわらず、年29.2%という出資法の上限金利は異常なまでに高金利であります。 失業による収入減など厳しい経済情勢の中で、市民が安心して生活できる消費者信用市場の構築と多重問題の抜本的解決のためには、出資法の上限金利を利息制限法の制限金利まで早急に引き下げることが必要であります。また、貸金業規制法第43条の利息制限法の例外を認めるみなし弁済規定の存在が、利息制限法違反金利での貸し付けを助長し、多重債務者を生み出す原因の一つとなっております。貸金業規制法第43条は、もはや存在意義を欠くものであり、出資法の上限金利引き下げに伴い、撤廃すべきであります。 よって、国におかれては、出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律に関し、1つ目として、上限金利を利息制限法の制限金利まで引き下げること、2つ目として、日賦貸金業者、電話担保金融に対する特例金利を廃止すること、また、貸金業の規制等に関する法律に関して、43条のみなし弁済規定を撤廃することを求め、地方自治法第99条により意見書を提出しようとするものであります。 以上、提案理由の説明といたします。何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 発議第4号につきましては、会議規則第38条第2項の規定により委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。御発言はございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから発議第4号を採決いたします。 本件につきまして、原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「発議第4号「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」及び「貸金業の規制等に関する法律」の改正を求める意見書の提出について」は、原案どおり可決確定いたしました。 なお、本意見書につきましては議長において処理いたしますので、御了承をお願いいたします。--------------------------------------- △発議第3号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(中村豊治君) 次に、日程第30、「発議第3号基地対策予算の増額等を求める意見書の提出について」を議題といたします。 議案の朗読を省略いたします。 提案者の説明を求めます。 33番、中山議員。 ◆33番(中山裕司君) ただいま上程されました発議第3号につきまして提案理由の説明を申し上げます。 我が国には、自衛隊などの基地施設が多く所在しており、住民生活、地域振興などに多大な影響を及ぼしております。そのため、基地施設周辺の市町村では諸問題解決に向けて努力をしておりますが、基地所在に伴う特殊な財政需要の増大などにより大変厳しい状況にあり、国による基地対策のさらなる充実が必要であります。 よって、国におかれては、基地関係市町村の実情に配慮し、1つ目として、基地交付金及び調整交付金について増額措置を講じ、基地交付金の対象資産を拡大すること、2つ目として、基地周辺対策経費の所要額を確保するとともに、各事業の補助対象施設、範囲を拡大することなどを実現されるよう強く求め、地方自治法第99条による意見書を提出しようとするものであります。 以上、提案理由の説明といたします。何とぞよろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(中村豊治君) 質疑に入ります。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 発議第3号につきましては、会議規則第38条第2項の規定により委員会付託を省略して討論に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御異議なしと認めます。 そのように決定いたしました。 それでは、討論を行います。御発言はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中村豊治君) 御発言もないようでありますので、以上で討論を終わります。 ただいまから発議第3号を採決いたします。 本件につきまして、原案を可決することに賛成の方は御起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(中村豊治君) ありがとうございます。 起立全員と認めます。 よって、「発議第3号基地対策予算の増額等を求める意見書の提出について」は、原案どおり可決確定いたしました。 なお、本意見書につきましては議長において処理いたしますので、御了承をお願いいたします。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(中村豊治君) 以上で本議会定例会提出の全議案を議了いたしました。 この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許可します。 市長。 ◎市長(森下隆生君) 議長のお許しをいただきましたので、一言お礼のごあいさつを述べさせていただきます。 このたびの市議会定例会におきましては、継続審査となっておりました平成17年度旧4市町村の決算につきましての御承認をいただき、また、今議会に提出をさせていただきました平成18年度一般会計補正予算外諸議案につきましても、特別委員会、あるいは常任委員会におきまして慎重かつ詳細に御審議を賜り、全議案を御了承くださいましたこと、心から厚く御礼申し上げます。 御審査の過程におきまして、あるいは決算並びに予算の特別委員会委員長から御報告がございました諸指摘、御意見の諸点につきましては、十分心いたしまして、今後の行政執行に当たってまいります。 魅力あふれる新たなまちづくりに、また、13万7,000市民の幸せのため、一生懸命取り組んでまいる決意でございますので、格別の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単でございますが、お礼のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(中村豊治君) 議員の皆さんに申し上げます。 議長の手元に陳情が1件参っておりますので、議席に印刷配付させていただきましたので、御了承ください。 それでは、これをもって本日の会議を閉じ、市議会定例会を閉会いたします。 大変御苦労さんでした。ありがとうございました。 △閉会 午後2時59分 会議の顛末を録し、ここに署名する。   平成18年7月11日        伊勢市議会議長     中村豊治        伊勢市議会議員     山根隆司        伊勢市議会議員     長田 朗...